Kessler Killshockは、カメラを車両にマウントするために設計されたアイソレータプレート。DSLR用から重量級のカメラまで、幅広い重量のカメラシステムに対応する。
クレーン、ジブ、モーションコントロールスライダーなどのメーカーであるKesslerは、カメラを車にマウントするためのアイソレータープレート、Killshockを発表した。
このアイソレータープレートは、2枚のベースプレートが多数の細い金属線で上下に繋がれている。この金属線がバネのように動き、衝撃を和らげる。
アイソレータープレートとジンバルを併用することにより、カメラをより安定させることができる。この方法は車にカメラをマウントするときによく使われるが、バギー、ボート、無線制御の自動車などにも応用できる。
Kessler Killshockには、100mm、Mitchellマウント、MōVIマウント、Ronin 2、フラットチーズプレート用などのさまざまなカメラプレートが用意されている。
搭載するカメラの重さにより、3種類が選択できる。
Killshockは8個のShock Moduleで構成されているが、3個、4個、あるいは6個で構成する事もできる。Shock Moduleには、Light Duty(青)、Medium Duty(赤)、およびHeavy Duty(黒)が用意されている。これによりKillshockは98通りの組み合わせが可能で、あらゆるカメラやジンバルと組み合わせて、システムを完全にバランスさせることができる。
- Blue Light Duty:DSLRやジンバルなしの小型デジタルシネカメラ、あるいはハードマウントカメラ用
- Red Medium Duty/Standard:RED、キヤノンC300などのカメラと、Moine M5 / M10 / M15 / Pro、Ronin / Ronin M / Ronin MXのようなジンバルを使用しCineプライムのような重いレンズをマウントしたDLSR用
- Black Heavy Duty:RED、Alexa Mini、Ursa Mini Pro、Phantom Flexなどのカメラにシネズームレンズをマウントし、MoVI XLやRonin 2のような大きなジンバルに取り付けたシステム用
以下はニューヨークに拠点を置く映画監督のCameron Michael氏がMōVIXLでプリプロダクションモデルを使ってみた映像。
このショットは、約34KgのMōVIXLリグを車の屋根に取り付けて、60Km/h程度の速度で撮影したもの。
「MōVIProの動作には全く問題がなかったので、フル装備のMŌVI XLでも試してみることにしました。約34Kgの重量です。映像は焦点距離250mmまで安定しています。 チューニングをすれば300mmでも撮れるでしょう。これはかなり有用な機材です。」とはCameron Michael氏の弁だ。
予約注文は来週から受け付けられ、価格は 1,199.95ドル。
映像の参照元 Kessler Crane Instagram