2024年7月に発売された Kinefinity EAGLE SDI e-Viewfinderに続き、HDMIバージョンが発売された。同じ0.7インチHD Micro-OLEDディスプレイを搭載し、遅延ゼロ、低消費電力、軽量でコンパクトなデザインなど、多くの特徴を備えている。
Kinefinityは2012年に設立され、KineRAW-S35(同社初)や最新のMAVO Edge 6K/8Kなどのシネマカメラを含む様々な制作ツールをリリースしている。さらに、MAVO mark2 S35/LFシネマカメラやMAVO EFP 8K放送用カメラもある。
また、KineMONモニター、KineMAG Nano SSD、KineEVFビューファインダーなどのアクセサリーもラインアップしている。
Kinefinity EAGLE HDMI e-Viewfinder – 特徴
新しいKinefinity EAGLE HDMI e-Viewfinderは、シネマカメラ、ミラーレス、デジタル一眼レフカメラなど、HDMIを搭載したさまざまなプロ用カメラで使用できる。EAGLE SDI e-Viewfinderには 軽量でコンパクトなデザイン(重さわずか348g)、遅延のないリアルタイムでシャープな画像キャプチャ、正確なフォーカスと露出調整、静音動作などの特徴があるが、これらほとんどの機能は、HDMIバージョンにも搭載されている。。
EAGLE HDMI e-viewfinder の真の主役は、遅延ゼロの0.7インチHDマイクロOLED 1080pディスプレイだ。高度な10ビットカラー処理と全体的な高品質光学設計により、クリアでシャープ、かつ正確な画像を保証する。1080i、1080p、1080PsFのビデオ信号と、23.97~60fpsのフレームレートをサポートする。
FPGAベースのハイブリッド処理アーキテクチャにより、高い応答性と高速起動を特長とする。また、フォーカスピーキング、波形、フォールスカラー、ヒストグラム、SDIメタデータなどのフォーカスおよび露出支援ツールも搭載している。
Kinefinity EAGLE HDMI e-viewfinder は視度調整機能も内蔵しており、-6Dから+2Dまで調整できる。これは、600度の近視から200度の遠視まで対応可能で、さまざまな視力の撮影者に適応する。
HDMI Type-A入力ポートとループアウトポートを追加され、複数のモニターと同時に使用できるようになった。電源は3W低消費電力のPD USB-C方式だ。また内蔵ファンがないため、動作音はしない。交換可能なロゼットデザイン、1/4″-20、M6ネジ、クイックロックマウントを備える。
価格と発売時期
Kinefinity EAGLE HDMI e-viewfinder は現在入手可能で、1,199ドルからとなっている。その他、コアキット(1,399ドル)とプロキット(1,649ドル)の2つの選択肢があり、それぞれ異なるアクセサリーが付属する。また、EAGLE HDMI e- Viewfinderの発売を記念して、2025年1月25日まで10%割引を実施している。Kinefinityのウェブサイトで詳細を確認できる。