KinefinityのTerra 4Kシネマカメラは、2019年5月に新しい無料ファームウェアアップデートがリリースされる。このアップデートにより、4K/160fps、2K/320fpsで記録が可能になり、スローモーションに対応する。
中国のシネマカメラメーカーKinefinityは、ここ数年で存在感を増している。同社の製品は、他社にはない低価格で高機能を提供しているからだ。 Kinefinityは現在、主にフルフレームセンサー搭載のMAVO LFシネマカメラを主力としているが、エントリーレベルのTerra 4Kにも力を入れ始めた。
ファームウエアアップデート
Kinefinity Terra 4Kは、非常にコンパクトなボディのsuper35mmシネマカメラ(クロップファクター1.85)だ。このアップデートは無償で提供され、スローモーション録画機能が大幅に向上する。
4Kでは実に160fps(以前は100 fps)の記録が可能となる。 Kinefinityはスローモーションモードの正確な解像度を発表していないが、現在100fpsでの操作と同じで、4096×1720(2.38:1の縦横比)になると思われる。
また2Kでは、320fps(以前は240fps)に対応する。同様に正確な解像度は現在の240 fpsと同じで、2048×860になると思われる。この場合は「サブS16」モードにクロップされる。
どちらのスローモーション録画モードでも、現在ProResまたはRAWで記録できるが、ファームウエアアップデート後も同様になるだろう。
他の仕様は以下の通り。
- 3:2 CMOSセンサー(オープンゲート)の最大解像度は4096×2700で、最大50fps
- ダイナミックレンジは13+stop
- 厚さ7mmの2.5インチSSDへの記録
- 800と3,200のデュアルネイティブISO
- ネイティブレンズマウントはKineMOUNTで、アダプターを介してPL / EF / Eレンズに対応
- 非常にコンパクトなサイズ: 115×110×95 mm
- 軽量ボディ: 990 g
Terra 4Kの特筆できるもう一つの点は、その価格で、本体の価格はわずか4,000ドルだ。
Kinefinityは、NAB2019(ブースC11535)に出展し、シネマカメラと、OLEDビューファインダーや7インチモニターなどの新製品を展示する。
リンク:Kinefinity