カメラ周辺機器メーカーのKinotehnikがPractilite 600を発表した。これはスマートフォンからコントロールできるポータブルLEDライトで、300W~450Wのタングステンライトと同等の明るさを持つ。まもなく発売の予定。
LEDライトの技術は年々劇的に進化している。LEDライトは低品質というのは、もはや過去の話だ。最近では、比較的低価格で高性能のものが発売されている。今回紹介するPractilite 600もその一つで価格は$799。同等のタングステンライトの倍の価格だが、過去のLEDライトに比べ手ごろな価格と言えるだろう。
Practilite 600は300~450Wのタングステンライトと同等の明るさを持つが、自分はこれを背景照明やヘアライト、あるいはフィルライトとして使用しているが、メインライトとしては使っていない。Practilite 602よりも低価格だが、メーカーによると、600はフルードモードで20%明るいとのこと。
Practilite 602についてのレビューがこちらにあるので、参考にして欲しい。
LEDライトの良いところは、消費電力の少なさと、熱がほとんど出ないところにある。家庭用電源で多くのライトを使ってもブレーカーが落ちることはない。タングステンライトの時代は、1KWか2KW以上のものは家庭用電源では使えなかった。また、常に誰かが火傷を負ったものだが、LEDライトではそのようなことは皆無だ。
Practilite 600は調光可能で、iOSアプリのスライダーで色温度を変えることができる。カメラやオーディオのコントロールがスマートフォンのアプリで可能な今、照明もスマートフォンからコントロールできるのは大変便利だ。
LED照明はまだ進化の途中にあるが、KinotehnikのようなメーカーがPractilite 600のようなポータブルライトでCRI(Color Rendering Index=演色評価数)の向上に貢献してくれるのは嬉しいことだ。
価格:$799
発売時期:12月中旬