KinotehnikはPractilite 802 LEDライトパネルを発表した。NAB 2018で出展される予定。コンパクトかつ堅牢な作りで、耐候性に優れ、音も静かな設計をされている。バイカラーに対応している。
エストニアのKinotehnik社は2009年に設立され、現在ではかなりの数の照明やその他の機器をラインナップしている。今回、同社はコンパクトで頑丈なLEDライトパネルKinotehnik Practilite 802を発表した。
今回発表されたLEDパネルは、基本的に標準的な1×1ライトパネルの半分のサイズ。同時に、1×1LEDパネルよりも約50%明るくなっている。Practilite 802は、30度の照射角度で20,000ルクス(90度で4.000ルクス)で、最大90Wの消費電力となっている。出力は同じビーム径の650〜800Wのハロゲンタングステンに相当する。ビルトインされた30度レンズアレイは2つのディフューザで補完され、60度と90度の照射角に対して効率的な拡散が可能。
Kinotehnik Practilite 802 LEDライトは、高度な光学設計を採用し、ポータブルユニットながら優れた光出力と電力効率を実現している。名前の数字「2」はバイカラーを表しており、色温度を3.000Kから6.000Kまで調整できる。 またPractilite 802はIP54定格(防塵、防水)も達成している。またLEDパネルの背面には大きなヒートシンクにより冷却されているため静かで、撮影現場には最適だ。
Kinotehnik Practilite 802パネルは、スマートフォンからワイヤレスで制御することができる。被写体の近くから照明をコントロールできるので、非常に便利だ。主にENG、ドキュメンタリー、TVスタジオ、イベントビデオ撮影まどに適している。ロックシステムは、ノブを締め直すことなく片手で操作してて安全に調整することができ、位置も完全にロックすることができる。 Practilite 802パネルは、DC電源(19Vアダプター使用)またはバッテリーで給電することができる。 同社はV-MountとGold Mountバッテリープレート、およびD-Tapケーブルを付属品として提供している。
主な仕様
- 1m出力:30°で1860 fc / 20000、90°で370 fc / 4000ルクス
- 調整可能な色温度:3000K〜6000K
- 消費電力:最大90W
- ワイヤレスコントロール:アプリ経由で光量と色温度調整
- DMX512:追加アダプタ経由
- 冷却:サイレント、パッシブ
- 耐候性:IP54定格。防塵、防水
- 重量: 3.5 kg
- サイズ: 30 x 15 x 5 cm、「ハーフパネル」フォームファクター
- 電源:DC電源ケーブル(19V、90W)またはバッテリー(Vマウントまたはゴールドマウントバッテリプレート、およびDタップケーブル)
価格は790ユーロ、米国では1.000ドル以下(税別)で発売はQ2 / 2018の予定。