KipperTieがRevolvaを発表した。Rololvaは、NDホイールを内蔵したDSMC2 REDカメラ用マウントで、PLマウンとEFマウントが用意されている。ホイールはNDやデフューザーに簡単にスワップアウトできる。
KippertieはREDカメラ用のフィルターで以前から知られているが、Revolvaは主力製品の一つで、色彩的にも華やかなデザインだ。
レンズマウントとNDホイールが一体化されており、PLとEFマウントが選択可能。絞りやレンズデータ(RED EFマウントと同等)のやりとりなどの互換性もある。
4フィルターホイール(またはカートリッジ)を取り外して、以下のようなものに交換することができる。
Clear, 0.3, 0.6, 0.9 (0-3 stops)
1.2, 1.5, 1.8, 2.1 (4-7 stops)
Gold, Carbon, Pearl, Optical Clear (diffusion set)
なお、バックフォーカスの問題は存在しないようだ。
「Revolvaは、高屈折率の後部光学ウインドウと精密なフランジバックの組合せで、バックフォーカスを補正します。 Revolvaカートリッジが取り付けられている限り、バックフォーカスは正しく設定されています。」
Revolvaは、DSMC2 REDカメラの標準レンズマウント同様、OLPFの前にセットされており、映像に影響を与えない。
KipperTieのウェブサイトにはFAQが掲載されているが、いくつかの注意点もあるようだ。
- レンズにより装着できない場合がある
- 幾つかのレンズで周辺光量落ちがある
- サンシェードを使用しない場合、フレアが通常以上に出る場合がある
- カメラアクセサリーによっては装着ができない場合がある
RololvaはNDの品質が良く、色の変化がないのは高評価できる。またNDの変更を瞬時に行うことができ、比較的安価でもある。
ND付属のシングルマウント(EFまたはPL)のプリオーダー価格は2,000ポンド。 4×5.65インチのFirecrest NDと標準マウントのコンプリートセットは、もう少し高くなる。
REDユーザーとしは、是非使用してみたいギアだ。
KipperTieはREDの承認を得てから出荷を開始する予定で、2018 Q2の出荷を目標としている。
同社のWebサイトはこちら(英語)