コダック PixPro 4KVR360 を参考出品- 3モードで使える4K全天球アクションカメラ
コダックは従来よりアクションカメラを発売しており、SP3604Kという全方位4Kモデルもラインアップしている。今回発表されたのは、360°の数字が入っているが、以前のものと異なり、全天球が撮れるアクションカメラだ。カメラ性能も向上している。
Kodak PixPro 4KVR360概要
今回のフォトキナでは、先のニコンKeyMission360に続くアクションカメラの紹介になるが、コダックからも全方位アクションカメラが発表された。
コダックは、従来よりアクションカメラを発売しており、4Kで360°の撮影ができるPixPro SP360 4K、360°をHDで撮影できる SP360、FHDのアクションカメラ SP1をラインアップしている。
今回発表されたPixPro 4KVR360は235°と155°の2つの異なったカメラを一つのボディに収めたアクションカメラで、二つのカメラは反対方向に向いている。どちらも20メガピクセルのCMOSセンサーを採用し、4Kビデオと静止画を記録することができるが、235°のカメラでは360°全方位の映像が、155°のカメラではワイドな映像が、そして、これら二つのカメラから得られる映像を合成してバーチャルリアリティーにも使える全天球の映像が作れる。即ち、3通りの使い方ができるわけだ。
バーチャルリアリティーモードでは、3840×1920/24pの動画を収録し、静止画モードでは27メガピクセルの静止画を撮影する。どちらも2:1の映像だ。これをつなぎ合わせて1:1の全天球の映像を作ることができる。
前面の155°のカメラは1080p/60fpsで撮影でき、ワイドとナローを選択することができる。1440×1080では120fpsのスローモーションも可能。フォーマットはMP4/H.264で記録される。カラーコレクション用に“フラット”な、あるいはナチュラルなピクチャープロファイルが使えるかは不明。
過酷な環境で使われることを想定し、防水、耐衝撃性が計られている。コントロールはスマートフォンのアプリか、パッケージに同梱されるコントローラーをWi-fi、NFC、あるいはBluetoothで接続して行う。二つの映像の合成はカメラ内でもできるが、高品質な映像にするにはアプリか、ポストプロダクションで行う。
主な仕様
- F2.4
- 20メガピクセルセンサー
- VRモード、ラウンドモード、フロントモードを選択可能
- 3軸手振れ補正機能
- 100 – 3200 ISO
- ホワイトバランス:Auto / Daylight / Cloudy / Flourescent / Incandescent / Underwater.
- マイクロSDに記録
- 160枚の静止画、55分のビデオ(4K/30p)を記録可能(バッテリー容量による)
- マイクロHDMI出力コネクタ
- ステレオマイク入力(5mmコネクタ)
- 着脱可能な充電リチウムイオンバッテリー
開発は、コダックからライセンスを受けているJKイメージングが行っている。PixPro 4KVR360は開発段階だが、2016年末、あるいは2017年初めに出荷を見込む。価格は$500程度を予定しているが、詳細は未定。