Lesspain Softwareは、フッテージレビュー、トランスコード、ワークフローソフトウェアKyno (カイノ)のアップデートを発表した。 Kyno (カイノ)1.2には、サブクリッピング機能、FCPXとの統合、フォーマットの追加などがサポートされている。
Lesspain Softwareは先月Kynoを大幅に値下げしたが、その後アップグレードされた新しいバージョンをリリースし、ワークフローにおけるこのソフトウェアのユーザビリティを向上させている。記事の最後に割引クーポンの情報もあるので、こちらも参考にして欲しい。
サブクリッピング
クリップの使用する部分を決めるのは、編集において基本的な作業だ。このプロセスでクリエイティブでない作業を効率化することにより、クリエイティブな作業により没頭できるようになる。 NLE上でクリップを並べ替える方法はさまざまだが、Kynoを使用すると、そのフッテージレビューエンジンによりクリップを直感的にすばやく選択することができる。
以前のバージョンでもサブクリップの書き出しがサポートされているが、Kyno 1.2では選択した素材に「ハンドル」を付加する機能が追加されている。ハンドル機能の追加は、Kyno 1.2のエクスポート、トランスコード、および再ラッピングでも利用できるようになった。
Final Cut Pro Xでのワークフロー
Appleのプラットフォームで編集しているユーザーは、Kyno 1.2でFCPとの統合をさらに深めることができる。新しいメタデータ機能により、キーワードと“お気に入り“を使用してKynoからエクスポートできるようになった。これにより、FCPXに取り込み、素材に評価、タグ付けなどができるようになった。
サポートするフォーマットの追加
Kyno 1.2ではさらに多くのフォーマットがサポートされ、ユーザビリティが向上している。
- ハイエンドのProRes MXFおよびDNxHRフッテージの再生とトランスコード
- 超音波診断など医療機器のAVI映像素材の再生とトランスコード
- (ゲーム画面をキャプチャーするソフトウエアである)FRAPSフッテージの再生、ロギング、トランスコード
- オープンソースのコーデックであるHAPフッテージの再生とトランスコード
- オリンパスと富士フイルムのカメラ(ORF&RAF)のRAWファイルのサポート
- FCPXによって自動変換されたソニーFS5からのXAVCファイルのサポート
- MicrosoftのMpeg-4コーデックの古いAVIファイルの再生
- Apple Core Audio Formatの再生とトランスコードのサポートを追加
これらはKyno 1.2の主な改良点の一部で、詳しくはリリースノートを参照願いたい。
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