Lesspain Softwareは、同社の映像素材管理ソフトKynoの新バージョン 1.3を発表した。映像素材のレビュー、編成、トランスコード、ラベリングなど多くの機能を持っている。
Kynoを初めて知った読者には、Kyno 1.3の新機能の前に、Kynoの基本的な機能をこちらの記事で確認して欲しい。また、その後のアップデートについては、こちらの記事もある。以下のビデオで機能の概要を見ることができる。(このビデオはまだバージョン1.3にアップデートされていいない状態のもの)
このソフトウェアには大きな可能性が期待できるが、Kyno 1.3の新機能をチェックしてみよう。
Kyno1.3の新機能
Lesspain Softwareによると、Kyno 1.3リリースは幅広い改善を行っているが、その多くはコミュニティのフィードバックと要望に基づいているとのこと。以下は新機能のリストだ。
- Premiere Proの統合により、Premiereサブクリップとして使用するオプションに加え、KynoサブクリップをPremiereのマーカーとして使用できるようになった
- 多くの新しいキーボードショートカットが追加され、FCPに送る、プレミアに送る、Excelにエクスポートする、ズームイン/アウト、ドリルダウンをトグル、キーボードのフォーカスを切り替える(異なる詳細表示エリア間)、レーティングを設定する、など多くが追加された
- よく使用する変換プリセットの選択が早くできるようになった
- Kynoのネーミングエンジンには、UIの改善とともに専門分野に対しても、多くの新しいメタデータを用意
- バッチタグ付けがより効率的になり、Excelエクスポートがより柔軟になった
- 新しいフィルタが追加され、シーン、ショット、テイク、およびメタデータに基づいて素材をフィルタリングできるようになった
機能の一覧については、KynoのWebサイトを参照いただきたい。
Kyno 1.3では、単に多くの新しい機能を詰め込むだけではなく、既存の機能の改良も行っている。
これは、多くのワークフローで生産性を向上することに焦点を当てたリリースです。
Kyno 1.3の個人ライセンスは159ドルで、こちらで入手できる。無料の試用版もダウンロード可能だ。
Development in Progress
Kynoだけでなく、すべてのソフトウエアメーカーにとって、今回のアップデートの方向性は正しいだろう。全くの新製品に移行するより、ユーザーが使いやすくなるまで既存の機能を改良し続けるのは望ましい方向だ。革命が良いのか、進化のほうが妥当なのか、ということだ。ユーザーのニーズに常に耳を傾けていることは、言うまでもなく、ソフトウエアメーカーにとって(ハードウエアメーカーにとっても)重要なことだ。
最後に重要な新機能の1つは、ウインドウズへの対応だ。まだベータ版だが、こちらでKyno 1.3ベータにアクセスできる。
2週間以内ならKyno 1.3を25%引で手に入れることができる。
同社のWebサイトはこちら。