Laowaは歪みのほとんどない超広幅シネレンズ、Laowa 12mm T / 2.9 Zero-Dを出荷した。このレンズは、フルフレーム/ Vista Visionセンサーをカバーでき、PL、EF、およびEマウントを選択できる。
当初予定より出荷が遅延
Laowa 12mm T / 2.9 Zero-Dレンズは、1年ほど前にCP +に出展され、2019年半ばに出荷される予定だったが、予想よりも時間がかかったようだ。
主な特徴
Laowa 12mm T / 2.9 Zero-Dは、以前レビューした12mm F / 2.8 Zero-Dのシネマバージョン。アルミニウムの筐体で、絞りリングとフォーカスリングに標準の0.8 modギアを備えている。
また、フォーカスリングの回転角度が270°に拡張された。これにより、フォローフォーカスをより正確に行うことができる。
この超広角レンズは、122度の画角を持つ。また、Laowaによると、名前の「Zero-D」は、レンズに歪みがほとんどないことを意味している。
Laowa 12mm T / 2.9 Zero-Dは、PL、キヤノンEF、ソニーEマウントが用意されている。レンズマウントをユーザーが変更することはできないが、付属のシムでフランジ距離を調整できる。
47mmの大きなイメージサークルにより、このレンズは、RED Monstro 8K VV、RED Ranger、 ARRI ALEXA LF / Mini LFなどのフルフレームやVistaビジョンセンサーに対応する。
レンズ構成は、2枚の非球面レンズを備えた10群16枚。レンズの寸法はわずか87mm、重さは675gで、シネレンズとしては比較的軽いほうだ。
12mm T / 2.9 Zero-Dの最短合焦距離は約17.8cmで、フロントレンズから10cm未満。これによりワイドながら浅い被写界深度の撮影ができる。
パッケージには114mmのステップリングが含まれており(フロントリングは102mm)、マットボックスを取り付けることも可能だ。114mmのフロントフィルター径なので、市販の標準マットボックスと互換性がある。
価格と発売時期
Laowa 12mm T / 2.9 Zero-Dは現在、1499ドルで入手可能。調整シムと114mmアダプターが同梱され、ハードケースで提供される。