Laowa(ラオワ)ブランドを展開するVenus Opticsは、マイクロフォーサーズ(MFT)マウントのLaowa 17mm f / 1.8 MFTを発表した。このレンズはマニュアルレンズで、46mm径のフロントフィルタースレッドと手頃な価格のコンパクトで明るいプライムレンズだ。約150ドルで入手できる。
Venus Opticsは、安徽(アンホイ)省合肥(ホーフェイ)市に拠点を置く中国のカメラレンズメーカーで、Laowaブランドのレンズを製造販売している。同社は、独自のユニークなレンズで知られているが、今回MFTマウント用の手頃な価格のレンズLaowa 17mm f / 1.8を発表した。
Laowa 17mm f/1.8 MFTの概要
このレンズは、Venus OpticsがMFTミラーレスカメラ用に設計し、7.5mm f / 2、9mm f / 2.8、4mm f / 2.8魚眼レンズに続く4番目の広角レンズだ。Laowa 17mm f / 1.8は約150ドルで、これはVenus Opticsがこれまでにリリースした中で最も手頃な価格のレンズでもある。同社の他のレンズと同様、このレンズもまた完全なマニュアルレンズとなっている。
MFT17mmは、35mm換算で34mmに相当する。レンズは7群9枚の構成で、7枚の絞り羽根を備え、美しいボケを実現する。レンズの最短合焦距離は15 cmで被写界深度が浅く、背景をぼかした滑らかなクローズアップショットが撮影できる。
内部には、1枚のED(超低分散)レンズが組み込まれており、ゴーストやフレアを最小限に抑えている。またf / 1.8と非常に明るいレンズだ。フロントレンズにはプレミアムFEC(フロッグアイコーティング)を採用し、水滴や汚れがレンズに付着するのを防ぎ、屋外での撮影の耐久性を高めている。
このレンズは非常にコンパクトで、重量は172gと軽量。フィルター径は46mmとなっている。軽量なのでドローン使用にも適している。 DJI X5カメラにも装着できるため、空撮用のレンズとしてもお勧めだ。
主な仕様
- フォーマット:マイクロフォーサーズ(MFT)
- 焦点距離:17mm(35mm換算34mm相当)
- 画角:65°
- 絞り:f / 1.8 – 22
- レンズ構造:7群9枚
- 絞り羽根:7枚
- 最小焦点距離:15cm
- 最大倍率:1:5(0.2X)
- フロントフィルター径:46mm
- 寸法:Φ55mm×51mm
- 重さ:172g
価格と発売時期
Laowa 17mm f / 1.8 MFTレンズは現在予約注文可能。前述のように、価格は約150ドル。出荷は2019年10月下旬の予定。
このレンズの主な競合製品は、オートフォーカスでさらに軽量(120g)なオリンパスM.Zuikoデジタル17mm f / 1.8があるが、価格は2倍以上する。また最短合焦距離もLaowaより長く、25 cm。