Venus Opticsはマイクロフォーサーズカメラ用の超広角レンズLaowa 7.5mm F/2 MFTに自動絞りを搭載した新バージョンを発表した。これにより、パナソニック/オリンパス/ブラックマジックデザインのカメラからレンズの絞り制御が可能になり、EXIFデータも取得できるようになった。
Venus Opticsは、Laowaレンズのラインナップを急速に拡大し続けており、今年の初めには、Laowa Argusのラインナップ、4本の新しいLマウントレンズ、そしてCanon RF-MountのLaowa 11mm F/4.5 FF RLをリリースした。
今回、自動絞りの「Laowa 7.5mm F/2 MFT」を発表した。このレンズは、2017年にフルマニュアル版ですでに登場しており、MFTカメラ用の最も広角のプライムレンズの1つだ。
主な特徴
Laowa 7.5mm F/2 MFT Automatic Apertureは、Laowa 10mm F/2 Zero-D MFT、50mm F/2.8 2x Ultra Macro APOに続く、CPUチップとモーターを搭載したVenus Opticsの3本目のMFTレンズだ。主な特徴は以下の通り。
- フォーカスリングを回転させると、フォーカスマグニファイヤーが作動する。
- カメラ本体で絞りの調整ができる。
- EXIFメタデータが可能
- DJI Inspireのユーザーにとっては、レンズの絞りを調整するたびにドローンを着陸させる必要がなくなる。
それ以外にも、この新しい7.5mm F/2 MFTの自動絞りは、マニュアル版と多くの類似点がある。視野角は110°と同様で、レンズは9群13枚で構成され、フロントフィルター径は46mm。
しかし、自動絞りバージョンは、標準バージョンと比較していくつかの違いもある。例えば、Laowa 7.5mm F2 MFT自動絞りは、マニュアル版が170gに対し、150gとわずかに軽量化されている。また、長さも通常のものが55mmであるのに対し、新バージョンは48mmとなっている。
7.5mm F/2 MFT自動絞りの絞り羽根は通常版の7枚に対して5枚で、これにより10点のスターバーストレンズフレアが得られる。
価格と発売時期
Laowa 7.5mm F/2 MFT自動絞りは、549ドルで、現在発売中。なお、完全マニュアル版は499ドルとなっている。
Laowaのウェブサイトはこちら。