Laowaは手頃な価格でユニークな高品質の製品を作ることで有名なブランドだ。 LaowaレンズのメーカーVenus Opticsは、3本のシネマレンズを含む8本の新しいレンズを発表した。シネマズームは注目すべきレンズだ。
Laowaは今年の初めに、14mm、17mm、100mmマクロ、そして10-18mmズームの4本を発表している。この4本のレンズは、欧州では初めてフォトキナで展示される予定。また、24mm f / 14シュノーケルマクロレンズも、先日レビューした。 Laowaは、「ニッチレンズ」を手頃な価格で開発している、ユニークなレンズメーカーだ。
Laowa 25-100 T2.9 PL シネマズーム
注目すべきは、おそらく初めてのシネマズームだろう。このレンズは25〜100mmというズーム範囲を持ち、絞りは全域T2.9で一定だ。
3つの独立したアイリス/ズーム/フォーカスリングがあり、それぞれ業界標準の0.8 mod / 32ピッチギアを装備している。アイリスリングは完全にステップレス(フォト用語ではクリックレス)で、Tストップで刻印されている。絞り羽根は9枚。
レンズの重量は2.5kg。 比較のため、ZEISS LWZ.3 21-100mm T2.9-3.9は2 kgだ。
フォト用のズームレンズを改造したシネレンズとは違い、同社はズームレンズを根底から設計し直している。また、ズーム全域でフォーカスブリージングはほぼゼロになるように設計されている。
主な仕様
- 焦点距離:25-100mm
- 最大絞り:T / 2.9
- 最小絞り:t / 22
- 画角:64°(25mm) – 18°(100mm)
- フォーマット:Super35mmセンサー
- レンズ構造:16群20枚
- 絞り羽根:9枚
- 最短合焦距離:60cm
- 重量: 1.0kg
- マウント:PL
価格情報はまだないが、同ブランドの前例から推測すると手頃な価格が期待される。Zeiss 21-100mm T2.9-3.9 LWZ.3やフジノンXK 20-120 T3.5 Cabrio Premierとも競合するだろう。
新シネマレンズ
3本の新しいシネプライムも発表されている。
- Laowa 7.5mm t/2.1 Cine (MFT)
- Laowa 9mm t/2.9 Zero-D Cine (Sony E)
- Laowa 12mm t/2.9 Zero-D Cine (PL)
3本ともフォトレンズをシネマレンズにモディファイしたものだ。フォローフォーカスシステムで使用するため、標準の0.8 modギヤを備えたステップレスアイリスリングとフォーカスリングを備えている。
7.5mm T / 2.1 Cineは180g、9mm T / 2.9 Zero-D Cineは250gだ。両方とも12cmの最短合焦距離を持つ。これらはジンバル用のレンズに最適だろう。
12mm T / 2.9 Zero-D Cineは、35mm Vista Visionセンサーサイズをカバーし、超広角122°の画角を持つため、大型センサーで撮影する世界で最も明るい広角レンズの一つだ。レンズはリニアで、歪み率もゼロに近い。 このレンズは、PLマウントで18cmの最短合焦距離を持ち、650gとかなり軽量だ。
新フォトレンズ
フォトレンズは多数発表された。
- Laowa 17mm f/1.8 (MFT)
- Laowa 12mm f/1.8 (MFT)
- Laowa 4mm f/2.8 Fisheye (MFT)
- Laowa 9mm f/2.8 Zero-D (MFT)
- Laowa 9mm f/2.8 Zero-D (DJI DL)
- Laowa 10-18mm f/4.5-5.6 FE Zoom (Sony E)
- Laowa 100mm f/2.8 2X Ultra Macro APO (Canon/Nikonマウント)
- Laowa 17mm f/4 GFX Zero-D (Fuji G)
現在、これらの新しいレンズの価格や発売時期に関する情報はない。なお、Venus OpticsはPhotokinaで、Laowa 10-18mm f / 4.5-5.6 FE ZoomとLaowa 24mm f / 14 Probeレンズ(キヤノンマウント)の無料レンタル用サンプルを用意している。 予約する場合は、Venus Opticsまでメールで連絡いただきたい。