Laowaは Argus 25mm F0.95 MFT APOレンズを発売した。このレンズは、フルメタルボディ、62mmフロントフィルターねじ、インターナルフォーカスシステム、APO光学構造、300°ロングフォーカススローを特徴とするフルマニュアルプライムだ。このレンズはマイクロフォーサーズカメラ用に399ドルで発売される。
非常に明るいプライムレンズは、特に小さなセンサーでは、より浅い被写界深度を得るのに役立つ。中国のレンズメーカーVenus Opticsは、1年以上前に極小F値を持つLaowa Argusマニュアルプライムレンズのシリーズを発表した。その中のひとつがマイクロフォーサーズ用レンズ「Laowa Argus 25mm F0.95」だ。
Laowa Argus 25mm F0.95 MFT APOレンズの概要
先日のLUMIX GH6の発表でパナソニックが示したように、マイクロフォーサーズはまだまだ元気だ。MFTは特定の環境には適したセンサーサイズだろう。
Venus Opticsの新しいレンズ、Laowa Argus 25mm F0.95 MFT APOは、マイクロフォーサーズ用の最初の極小F値の25mmレンズというわけではない。また、「伝説の」Voigtlander Nokton 25mm F0.95は古くから存在し、Mitakonや7artisansなどの他のメーカーも独自の25mm F0.95を持っている。
光学設計と動画重視の機能
光学的にはAPO設計で、非球面レンズ1枚、ED(超低分散)レンズ1枚、UHR(超高屈折)レンズ3枚の8群14枚で構成されている。この光学構造により、同社は、開放でもシャープな画像を得ることができ、フレーム全体の色収差を最小限に抑えることができるとしている。
絞りはF0.95~F11で9枚羽根を持つ。最短撮影距離は25cmだ。完全マニュアルレンズで、より動画に適したものにするため、以下のような機能を搭載している。
- インターナル・フォーカシング・システム – フォーカシングの際に前玉が回転したり、前後に動いたりしない。また、レンズ内へのゴミの落下を防止する。
- 低フォーカスブリージング:インターナル・フォーカシング・システムにより、フォーカスブリージングを最小にしている。
- 300°のフォーカスリング回転角度:フォローフォーカスシステムの有無にかかわらず、より正確なマニュアルフォーカスが可能。
製造品質、サイズ、重量
レンズの筐体は完全な金属製で、62mmのフロントフィルター用スレッドを備えている。絞りリングとフォーカスリングには深い溝があり、操作性を高めている。レンズの寸法は71×86mm、重量は570gだ。
価格と発売時期
Laowa Argus 25mm F0.95 MFT APOレンズの小売価格は399ドルに設定されている。
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