Venus Opticsは、史上初となるF0.95の開放F値を持つ焦点距離35mmのフルフレームレンズを発表した。「Laowa Argus 35mm F0.95 FF」は、中国の革新的なメーカーのユニークな製品だ。
enus OpticsのLaowaレンズは24mm F14 Macro Probeで、市場に新境地を開いた。その機能、デザイン、品質は他に類を見ない。今回はフルサイズ対応の35mm F0.95レンズを発表した。
Argus 35mm f/0.95 FFの主な特徴
- フルフレームフォーマットで最も広角なf/0.95レンズ
- ローフォーカス・ブリージング
- 絞りリングクリックスイッチ
- 絶妙なボケ味
フルフレームフォーマットで最も広角のf/0.95レンズ
Argus 35mm F0.95 FFは、35mmフルサイズ用レンズとしては初めて量産化された非常に明るいレンズだ。このF値は、驚異的な被写界深度の浅さと、驚くほど美しいボケを生み出し、ポートレートに立体感を与える。被写体が画像から飛び出してくるような感覚で、映画のような構図を実現し、見る人の注意を必要なところに向けることができる。
スタンリー・キューブリックの有名なツァイス・プラナー50mm F0.7は、月の裏側を撮影するためにNASAが設計したレンズで、映画監督なら誰でも知っている。これらのレンズは、写真史上最も明るいレンズの一つであり、Laowaはこの35mm F0.95でそれらのレンズに近づいた。
Argus 35mm F0.95 FFは、光量の少ない状況でも、非常にシャープな画像を撮影することができる。このレンズを、高感度性能に優れたソニーα7s IIIと組み合わせれば、数年前には誰も夢にも思わなかったような写真を撮ることができる。
フォーカスブリージングを低減
300°のフォーカシングスレッドを持ち、フォーカスブリージングが少ないArgus 35mm F0.95 FFは、プロの映画やビデオ制作に最適だ。フォーカスブリージングはハイエンドのレンズでもよくあるが、フォーカスが大きくずれることほど気になるものはない。
このレンズはそのような問題を解決しており、また、フォーカスリングの回転角度が300°と長いため、正確にフォーカシングできる。
絞りリングクリックOn/Offスイッチ
Laowa Argus 35mm F0.95 FFのもう一つの特徴は、絞りリングのクリックOn/Offスイッチだ。プロの映像作品には、クリック感のない手動式の絞りリングが欠かせない。
絞りリングクリックスイッチは、レンズに手を加えることなく、On/Offでき、動画撮影に適している。
Argus 35mm f/0.95 FFの主な仕様
- 焦点距離 35mm
- 絞り F0.95~16
- 画角 63.4度
- 対応フォーマット フルフレーム
- レンズ構成 9群14枚 ( 非球面レンズ×1、EDガラス×1、UHRガラス×4 )
- 絞り羽根の数 15
- 最短撮影距離 焦点距離 50cm(19.7インチ
- 外形寸法 ø 76.8mm × 103mm (ø 3.02 × 4.05″)
- フィルタースレッド ø 72mm
- 最大撮影倍率 最大撮影倍率 0.1倍
- フォーカス マニュアルフォーカス
- 重量 約755g(レンズフード、フロントキャップ、バックキャップを含まず
- マウント ソニーE、ニコンZ、キヤノンR
Laowa Argus 35mm F0.95 FFの価格は899ドルで、Venus Opticsのウェブサイトで購入できる。
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