Laowaは、高速T1シネマレンズの新ラインナップArgusシリーズを発表した。Argusのラインナップは、フルサイズ用3本、Super35用3本、MFTカメラ用2本の計8本だ。すべてのレンズのフォーカスリングと絞りリングのギアは0.8modで、外径は80mmとなっている。レンズマウントはソニーE、富士フイルムX、ニコンZ、キヤノンRF、MFTマウントと多数用意されている。
2ヶ月も前のNAB2024で3本のコンパクトなSuper35ズームレンズ、すなわち開放F値T2.9のLaowa Ranger 11-18mm、17-50mm、50-130mmを発表した後、中国のレンズメーカーVenus Opticsはすでに8本の新しいプライムレンズ、Argus T1 cineシリーズを発表している。
Laowa Argus T1 Cineシリーズ-特徴
同社によると、Laowa Argus T1 Cineシリーズは、”世界初のT1口径のシネシリーズで、28mmと35mmのワイドなフルフレームで利用できる”。ZYオプティクスは数年前にMitakonのフルフレーム50mm T1レンズをリリースしたが、よりワイドなオプションを備えたレンズセットを完成させるには至っていない。
話を戻すと、Argus T1のラインナップは8本のレンズで構成されている:
- フルフレーム:28mm、35mm、45mm。キヤノンRF、ソニーE、ニコンZマウントがある。
- Super35:18mm、25mm、33mm。キヤノンRF、ソニーE、ニコンZ、富士フイルムXマウントで使用可能。
- MFT:18mmと25mm。
Laowaは、色収差が少なく、絞り開放でもコントラストとシャープネスを維持しながら、色再現とレンズ性能はレンズセット全体で一貫していると説明している。
全てのレンズのハウジングは金属製だ。絞りリングとフォーカスリングには0.8modのギアがあり、210度から270度の大きなフォーカススローがある。
全てのLaowa Argus T1レンズは77mmフィルタースレッドとマットボックス用の80mmフロント径を持つ。各レンズの技術仕様は以下の通り。
価格と発売時期
Laowa Argus T1 Cineフルフレームレンズは、1本あたり1,499ドル/1,527ユーロ、3本セットで3,999ドル/4,081ユーロで販売される。Super35レンズは1本899ドル/916ユーロ、3本セットで2,399ドル/2,444ユーロだ。最後に、MFTバージョンはレンズ1本につき$699/€708、2本バンドルで$1,259/€1,280となっている。
詳細については、こちらのLaowaのウェブサイトをご覧ください。