Laowa(ラオワ)がフルフレームエキスパンダーとアナモフィックアダプターを発表
今月初め、Laowa(ラオワ)のLaowa OOOM 25-100mm T / 2.9 シネズームレンズ用に設計された1.4xフルフレームエキスパンダーと、1.33xリアアナモルフィックアダプターをレポートした。 IBC 2019の会場で、これらの新しいアダプターと、Laowa OOOMに関してインタビューを行った。
OOOM 25-100mm T/2.9シネズーム
Laowa OOOM 25-100mm T / 2.9 シネズームについて何度かレポートしている。このレンズはSuper35mmセンサーに対応し、T / 2.9一定の開放絞り(9枚の絞り羽根)と、4倍のズームを備えている。
Laowa OOOMはシネズームレンズのため、絞り、ズーム、フォーカスリングには標準の0.8 mod / 32ピッチギアがある。これにより、手動または電動のFIZシステムを使用してレンズを制御できる。フォーカスリングの回転角は270度。 Laowa OOOM 25-100mm T / 2.9 シネズームは、PLマウントとキヤノンEFマウントを選択できる。
IBC 2019で、このレンズについてインタビューを行い、情報をアップデートした。前のプロトタイプでは、約2.6kgの重量だったが、軽量化を図っている。また、レンズに新しいスイッチが追加され、これを押すと、絞りと焦点距離マークを回転できる。このスイッチは、Laowa 1.4xエキスパンダーアダプターをOOOMレンズに使用している場合、適切な絞りと焦点距離を表示するよう設計されている。
Laowa 1.4xフルフレームエキスパンダーアダプター
新しいLaowa 1.4xフルフレームエキスパンダーアダプターは初めて展示された。この背面アダプターは、Laowa OOOM シネズームレンズ専用に作られているが、他のレンズとも互換性があると思われる。このフルフレームエキスパンダーアダプターを使用すると、レンズのSuper35mmイメージサークルが拡大され、フルフレームセンサーに対応できるようになる。
Laowa 1.4xフルフレームエキスパンダーアダプターを使用すると、焦点距離が1.4xになり1stop暗くなる。 Laowa OOOM Cine Zoomレンズと組み合わせると、焦点距離は25-100mmから35-140mmに変わり、T / 4.0一定絞りになる。これを補正して表示するのが、レンズに設けられたスイッチボタンの役割だ。
Laowa 1.33xリアアナモフィックアダプター
もう一つのリアアダプターは、Laowa 1.33xアナモフィックアダプターだ。このリアアナモフィックアダプターは、たとえばSLR Magicのようなより「伝統的な」フロントアナモフィックアダプターとは異なり、レンズフレアが少なくなり、ボケも楕円形にならない。また、使用時に0.5stop暗くなる。
このアナモフィックアダプターは、Laowa OOOM 25-100mm T / 2.9シネズームレンズ専用に作られているが、理論的にはすべてのレンズで使用できる。表示されるユニットはPL-PLアダプターだが、LaowaはキヤノンEF-EFバージョンも計画している。
価格と発売時期
Laowa OOOM 25-100mm T / 2.9 シネズームレンズは、今年末までに発売され、価格は約6500ドルの予定。 これらのアダプターは初期のプロトタイプだが、同社によれば数百ドル程度になるとのことで、来年発売予定。