LaowaのOOOM 25-100mm T/2.9 シネズーム インタビュー
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Laowa OOOM 25-100mm T / 2.9は、同社初のsuper35mmシネズームで、全域一定F値を持つ。レンズマウントはPLとキヤノンEFマウントが用意されている。
Laowaは革新的なレンズで知られるメーカーで、最近の24mm Macro Probe Lensも記憶に新しい。(レビューはこちら)そのLaowaから、今度はCineズームが発表された。これは同ブランド初のレンズで、このレンズにも独自の機能が盛り込まれている。今回のフォトキナで展示されたのはまだプロトタイプだが、とりあえずサンプル映像を撮影した。なお、製品名のOOOMは、「Out Of Our Minds」の略で、Laowaによれば、革新的な方向性を持つレンズを表現しているそうだ。
ズーム全域でT2.9
映像撮影の場合、ズーム全域にわたって明るく、一定の明るさであることが望ましく、このようなズームレンズは往々にしてかなり高級であり、かつ高価なものだ。 OOOM 25-100mm T / 2.9は9枚の絞り羽根があり、その結果柔らかく丸いボケを作ることができる。ライバルのレンズは、フジノンMKシリーズとZEISSの LWZ.3 21-100だろう。
フォーカス、ズーム、アイリスリングはすべて標準の0.8 mod / 32ピッチのギアを装備しており、手動またはリモートで制御できる。これにより、既存のシネレンズと同じシステムで使うことができる。フォーカスリングは270度の回転範囲で、スムーズなフォーカシングができる。また、もちろん、フォローフォーカスシステムでも使いやすい。
レンズマウントはPLとキヤノンEFマウントが用意されているが、これはPL to Eマウントアダプターを使用してソニーEマウンカメラに装着することもできる。 また、Metabones EF-Eのようなサードパーティのアダプタを使用することもできる。このため、レンズは現在のところPLとEFマウントでのみが用意されている。
16群20枚のレンズ構成で、重さは2.6kgと軽くはないので、移動や手持ちスタイルの撮影には苦労するかもしれない。レンズサポートも必要になる。
主な仕様
- super35mmセンサー
- 最大開口径T / 2.9
- 最小開口径T / 22
- 最短合焦距離70cm
- 64度~18度の画角。
- 9枚の絞り羽根
- PLおよびEFマウント
- 16群20枚
- 重さ2.6kg
Laowa OOOM 25-100mm T / 2.9レンズはまだプロトタイプなので、価格は未定だ。24mmシュノーケルマクロレンズはクラウドファンディングでの購入方法のみだったが、このレンズは販売店で購入できる予定。