ライカはLマウント用の新しい超広角レンズを発表した。新しい14-24mmは、フルサイズミラーレスカメラ用の常時F2.8のレンズだ。Lマウントレンズとして、ライカ、LUMIX、SIGMAのカメラや、新たに発表されたBlackmagic Cinema Camera 6Kで使用できる。
新しいスーパーバリオ・エルマリートは、ライカで最も広いSLフルサイズ用レンズであり、Lマウントで最も広いレンズの1つだ。
ボディと光学系
プレミアムメーカーからの期待通り、新しいライカ Super-Vario-Elmarit-SL 14-24mm F2.8 ASPH.はしっかりと作られている。アルミニウム製で、タフで軽い(855g)。球根状の前玉はズーム時に伸びるが、金属製フードの中で動くため、131mmの一定の長さが維持される。ステディショットを使う人は、フロントエレメントがかなり巨大なので、多少の重量シフトを経験するかもしれない。レンズは過酷な条件に対して不特定多数にシーリングされている。フォーカスはライカの「デュアルシンクロドライブAF」によって内部で素早く静かに行われる。
光学方式は13群18枚で構成されている。非球面レンズが3枚含まれている(そのためASPH.となっている)。11枚の絞り羽根は、絞りを絞っても比較的円形のボケを維持する。マクロレンズではないが、28cm(センサーからの距離)までピントが合うので、素晴らしい超広角接写が可能だ。巨大な前玉はフィルターが装着できないが、保護コーティング「Hydrophobe Aqua-Duraコーティング」が施されている。リアエレメントも同様だ。収差や光学的副作用を最小限に抑えるため、リアフィルターホルダーも設置されている。
対象ユーザー
ハイエンドで大口径の超広角レンズであるLeica Super-Vario-Elmarit-SL 14-24mm F2.8 ASPH.は、様々なシチュエーションで活躍するだろう。フォトジャーナリストやアウトドア映像制作者は、その堅牢な作りと大口径が気に入るだろう。風景や建築の写真家/ビデオグラファーは、112.4°の視野角の恩恵を受けるだろう。また、スポーツやアクションコンテンツにも適している。
他の選択肢
真の “ライカマニア “はこの見出しだけで気分を害するだろうが、それ以外の読者のために代替レンズとして検討できるレンズをいくつか紹介しよう。14mmは必須ではないが、ライカの超広角レンズが欲しいのであれば、素晴らしいライカ Super-Vario-Elmar-SL 16-35mm F3.5-4.5 ASPH.があなたのニーズに合うだろう。控えめな口径に惑わされることなく、このレンズは素晴らしい。ライカの価格設定通り、現行の14-24mmはかなり手頃だ。とはいえ、Lマウントアライアンスには興味深いオプションがある。もし、視野角を重視するなら、パナソニックはLUMIX 14-28mm F4-5.6 MACROを提供している。絞り値やビルドクオリティはそれほど印象的ではないが、このレンズは非常にコンパクトで手頃な価格だ。前玉フィルターも用意されており、価格はライカの数分の一だ。直接の代替品ではないが、シグマは世界最速の14mmレンズを製造している。これはプライムレンズだが、場合によっては最もワイドな設定が主なセールスポイントとなる。その場合、SIGMAの14mm F1.4 DG DN Artは検討に値する。特に夜空を撮影する場合、2段分の絞りが違いを生むかもしれない。ライカ14-24mm F2.8 ASPH.と最も直接的に競合するのは、おそらくシグマ14-24mm F2.8 DG DN Artだろう。ライカ14-24mm F2.8 ASPH.と最も直接的に競合するのは、シグマ14-24mm F2.8 DG DN Artだろう。素材やコーティングは異なるが、それ以外はかなり似ている。また、SIGMAにはAF ON/OFFスイッチとカスタマイズ可能なAFLボタンが搭載されている。
価格と発売時期
ライカ Super-Vario-Elmarit-SL 14-24mm F2.8 ASPH.の価格は2495ドルで、予約注文が可能だ。