Leicaは同社のミラーレスラインアップのアップデートを発表した。前モデル同様、Leica TL2はAPS-Cサイズのセンサーを搭載しており、4Kの30pのビデオ撮影に対応した。
典型的なライカデザインで設計された新しいTL2ミラーレスカメラは、その美しい形状でユーザーを引き付ける。アルミニウムの筐体は、滑らかな面取りされたエッジで構成されている。
以前のTLは、中性能のAPS-Cミラーレスカメラだった。タッチスクリーンやポップアップフラッシュを搭載し、1080pのビデオが撮影できるコンパクトなカメラだった。
ライカはユーザーの意見を調査し、メニューサポートやISOパフォーマンスを向上させ、操作のスピードを高め、フラッシュを省略した。そしてビデオは4Kにアップグレードしている。
TL2は非常にシンプルな設計になっており、2つのスクロールホイール、1つのシャッター、そしてひとつのプログラム可能なボタンがあるのみだ。新しいTL2は、3.7インチのスマートフォン風のタッチスクリーンディスプレイでほとんどの操作ができる。
2015年12月には、TL2の上級バージョンでフルフレームのLeica SLをレビューした。ビデオの観点から見れば奇妙なカメラだった。
Leica TL2は、SLと同様、4K/30pのビデオを特徴としているが、今回はAPS-Cセンサーとなっている。SLではノイズが目立ったが、TL2ではこれが改善されているかが興味のあるところだ。
Leica TL2は、より高性能なプロセッサを搭載しており、高解像度のビデオ撮影を可能にするだけでなく、高速で正確なオートフォーカス、前述のISO性能および速いメニューナビゲーションを可能としている。
上部のホットシューにより、必要に応じて外部のファインダーやフラッシュを使用できる。 TLと同様、Leica TL2のオーディオは内蔵マイクのみ使用可能。
タイプD(マイクロ)コネクターのHDMI出力を持つほか、USB-Cコネクターで、高速データ転送とバッテリーの充電が可能だ。
TLはライカのLマウントシステムを使用しており、現在、23mm f / 2、35mm f / 1.4、50mm f / 1.4、60mm f / 2.8マクロ、11-23mm f/3.5-4.5、18-56mm f/3.5-5.6、55-135mm f/3.5-4.5、90-280mm f/2.8-4、そして24-90mm f/2.8-4 ズームが使用可能。
Leica MシリーズとRシリーズにも対応している。
主な仕様
- レンズマウント:ライカL
- カメラフォーマット:APS-C(1.5x Crop Factor)
- ピクセル:24.96メガピクセル(総画素数)/24.24メガピクセル(有効画素数)
- 最大解像度24メガピクセル:6016 x 4014
- センサータイプ/サイズ:CMOS、23.6 x 15.7 mm
- 静止画のファイル形式:DNG、JPEG
- 動画のファイル形式:MP4
- メモリカード:SDXC / SDHC / SD
- 手振れ補正:なし
- ビデオ録画:NTSC
- 動画形式:3840x2160p/30 fps、1920x1080p/60 fps、1280x720p/60&120 fps
- ビデオクリップの長さ:最大29分
- オーディオ録音:内蔵マイク(ステレオ)
- フォーカスモード:連続サーボAF(C)、マニュアルフォーカス(M)、シングルサーボAF(S)、タッチAF&シャッター
- オートフォーカスコントラスト検出:49ポイント
- ディスプレイ画面:3.7 “タッチスクリーンLCD(130万画素)
- ISO感度:自動100-50000
- シャッター:電子30- 1/40000、メカ30- 1/4000
- ホワイトバランスモード:オート、曇り、昼光、フラッシュ、ハロゲン、マニュアル、シェード
- フラッシュ:なし
- 外部フラッシュ接続:ホットシュー
- 内部メモリ:32GB
- 接続性:HDMI D(マイクロ)、USBタイプ-C
- Wi-Fi対応:可
- バッテリー:BP-DC13,7.2 VDC、985 mAh
- 寸法(WxHxD): 134.0 x 69.0 x 33.0 mm
- 重量: 355 g(バッテリー含まず)
現在、Leica TL2はブラックとシルバーどちらも予約可能。