ライカから、Lマウントの軽量望遠ズームレンズ「Vario-Elmar-SL 100-400mm F5-6.3」が発売さ れた。この中望遠ズームは、最大4段分の補正が可能な光学式手ブレ補正機構を内蔵しているのが特徴だ。また、ライカSL2やSL2-Sと相性の良いインターナルフォーカスシステムを搭載している。また、100-400mmのズームレンジでは物足りないという場合には、ライカは1.4倍のエクステンダーも発売している。
2月に発表された、より手頃な価格のSummicron-SL 35と50mm F2 ASPH Lマウントプライムレンズの次いで、ライカは新しい「手頃な」ズームレンズ:Vario-Elmar-SL 100-400mm F5-6.3を発表した。
確かに、ライカはすでにLマウントレンズのラインナップに望遠ズーム:APO-Vario-Elmarit-SL 90-280mm F/2.8-4を用意していたが、7,295ドルと、ほとんどの人にとって手頃な望遠ズームとはほど遠いものだった。
ライカ バリオ・エルマー-SL 100-400mm F/5-6.3 – 特徴
ライカ バリオ・エルマー-SL 100-400mm F5-6.3」は、フルサイズLマウントミラーレスカメラ用の軽量な中望遠レンズだ。ハウジングはマグネシウムと黒アルマイト処理されたアルミニウムで構成され、防塵・防滴に配慮している。
全長は約19.8cm/7.8in、重量はわずか3.26ポンド/1.48kgで、バッグに入れて忘れるようなレンズでは無いが、焦点距離/重量比はやはり印象的なものだ。
ズームすると鏡筒が伸び、奥にフォーカスリング、手前にズームリングがある。
Vario-Elmar-SL 100-400mm F/5-6.3は、最大4段分まで補正できる手ブレ補正を内蔵している。ライカらしく、レンズにはAF/MFやISのオン/オフのスイッチはなく、すべてカメラ内のメニューで操作することになる。
ライカによると、内部には高速モーターが搭載されており、ライカSL2およびSL2-Sのトラッキング能力とうまく連携して動作する。
最後に、このレンズはロック式三脚クランプと着脱式三脚シューを備えている。着脱式の三脚シューはアルカスイス互換なので、余分なクイックリリースプレートは必要ない。
また、ロック式三脚クランプは、レンズをどの角度でも三脚にしっかりと固定することができる。クランプは90度ごとにロックされるため、風景とポートレートのフォーマットを素早く変更することができる。ライカによると、”カメラのバヨネットの損傷を避けるため、三脚を使った撮影にはこの特定の三脚クランプのみを使用する必要があります。”とのことだ。
レンズデザイン
Leica Vayou’llmar-SL 100-400mm Fのレンズ設計は、16群22枚のレンズで構成されている。外部レンズには、アクアデュラ疎水性コーティングが施されている。
最短撮影距離は3.6’/1.1mで、フロントフィルターの直径は82mm。
バリオ・エルマー-SL 100-400mm F/5-6.3用ライカエクステンダーL 1.4x
100-400mmでは物足りない場合、ライカエクステンダーL 1.4xを使用すれば、140-560mmの望遠レンズに変身させることができる。
このエクステンダーは、レンズとカメラの間の電子通信を維持するため、延長した焦点距離と絞りを画像データに書き込むことができる。
価格と発売時期
ライカ バリオ・エルマー-SL 100-400 F/5-6.3」は、2,195ドルで販売中。また、「ライカエクステンダーL 1.4x」は、875ドルで発売中。
詳しくは、こちらのライカのホームページをご覧ください。