Leica (ライカ)はVario-Elmarit-SL 24-70mm f/2.8 ASPH.レンズを発表した。これは、Lマウントミラーレスカメラ用の新しいユニバーサルズームレンズで、内部集束システム、3つの非球面要素、光学ISなし、82mmのフロントフィルター径で、重量は856g。現在、2,795ドルで予約注文が可能。
2018年に結成されたLマウントアライアンスの一環として、ライカはLマウントカメラ用の新しいレンズを発表した。またライカは、SL2(レビューはこちら)、SL2-S、その他のLマウントカメラ用の、一定のf /2.8絞りのユニバーサルズームレンズを提供している。
Vario-Elmarit-SL 24-70mm f/2.8 ASPH.
24-70mmは、常に最もよく使う焦点距離だ。この新しいレンズにより、ライカはSIGMAとパナソニックに加え、Lマウントカメラ用の24-70mm f /2.8ズームを提供する。既存の2つのLマウント24-70mmf / 2.8レンズと同じように、ライカ24-70mmにも光学式手ぶれ補正機構がない。光学ISを搭載しないことにより、重さは856gに抑えられている。ほとんどすべての新しいフルフレームカメラには手振れ補正機能が搭載されていることを考えると、これはそれほど大きな問題ではない。
レンズは、15群19枚で構成されている。両側に合計3枚の非球面レンズを備えている。ライカによると、部分分散の9枚の特殊レンズが、焦点範囲全体にわたって色補正を行う。最短合焦距離は、センサー面から18cm(最短焦点距離)、38cm(最長焦点距離)となっている。
内部フォーカスは、静かなステッピングモーターで、高速で正確なオートフォーカスを実現する。また、レンズの堅牢な金属ボディと、水しぶきやほこり対策を備えているため、過酷な環境条件で使用できる。絞り羽根は11枚のブレードで構成され、f /2.8からf / 22で可変できる。またフィルター径は82mmとなっている。
主な仕様
- 画角(対角、水平、垂直):@ 24mm:82.3°/ 72.1°/ 51.8°、@ 70mm:35.3°/ 29.6°/ 20.0°
- レンズ構成:15群19枚
- 非球面レンズ/表面の数:3/6
- バヨネットフランジ前の入射瞳の位置:@ 24mm:88.6mm、@ 70mm:57.1mm
- フォーカシング動作範囲:@ 24mm:0.18mから無限遠、@ 70mm:0.38mから無限大
- フォーカシング最小オブジェクトフィールド@ 24mm:69 x 104mm、@ 70mm:108 x 162mm
- フォーカシング最大再生比:@ 24mm:1:2.9、@ 70mm:1:4.5
- 絞り:電子制御アイリス、カメラのクリックホイール制御で設定、設定範囲はf /2.8からf / 22
- バヨネット/センサーフォーマット:ライカL-バヨネット、フルフレーム35mmフォーマット
- フィルター径:E82
- 寸法と重量:バヨネットフランジまでの長さ– 123mm、最大直径– 88mm、重量– 856g
価格と発売時期
ライカ24-70mmレンズは現在予約注文可能。レンズの出荷開始時期はまだ不明。レンズの価格は334,400円。他のLマウントズームと比較すると、パナソニックLUMIX S PRO 24-70mm F / 2.8は現在272,250円、SIGMA 24-70mm f / 2.8 DGDN Artは108,000円となっている。またカメラにバンドルされたレンズ– Leica SL2カメラ付きキットは1,097,250円、LeicaSL2-Sキットは888,250円で販売される。価格はフジヤカメラ参照。