Lenser Viewfinder Simulatorは、迅速なフレーミングを行うため、プロフェッショナルレンズとカメラシステムを幅広くカバーする、費用対効果の高いアプリケーションだ。
ディレクターとの打ち合わせ、ストーリーボード、アートや照明の内容など、プロジェクトの情報を共有する必要が常にある。スマートフォンのような手軽でユビキタスなものが、このような情報を共有する適切なプラットフォームであることは明白だ。Viewfinder Simulatorのアプリは最近一般的に使われている。スマートフォンで手軽に撮影して、メンバーに送信する事ができる。
Lenserは、費用対効果と使いやすさの面からビューファインダーシミュレーションを開発している。4.99ドルの価格設定は、他の一般的なビューファインダーシミュレータアプリよりもかなり安価だ。
主な機能
Lenserをダウンロードして使ってみると、それは実に使いやすいことが分かるだろう。設定画面にはカメラの選択、レンズの選択、アスペクト比の選択の3つの主な選択肢がある。また、2番目のアスペクト比もオーバーレイガイドで表示される。例えば、球面レンズで撮影し、ポストで2.35:1にトリミングするような場合に便利だ。
ファインダーモードでは、レンズの焦点距離をスワイプして選択する。下には、最大T stopと最短合焦距離を含むレンズの仕様が表示される。
目的のカメラを選択して手軽に比較できるだけでなく、レンズが見つからない場合、スワイプ機能で特定の焦点距離を省略することもできる。
プロフェッショナルなカメラフォーマットとレンズパッケージ(下記参照)の多くをカバーしている。REDカメラのセンサーとフォーマットの組み合わせも、簡単に確認する事ができる。
どの程度正確か?
筆者はアプリケーションがどれほど正確であるかをiPhone Plusを使って調べてみた。
LenserアプリはDPのSpenser T. Nottage氏によってプロフェッショナル向けに設計されているため、小型ミラーレスカメラシステムやフォト用レンズが含まれていない。RED Dragonのカメラフォーマットは選択できたが、Milvusレンズが無いため、ZEISS CP2を代わりに選択しなければならなかった。
なお、正確さはかなり良好だ。ただし、ビューファインダーのアプリなので、ピクセル単位まで信用する事はできない。そのような観点で使用する必要があるだろう。
使いやすさ
Lenserはわかりやすいユーザーインターフェースをアピールしている。これには同意でき、すべてが簡単にアクセスでき、シンプルで、画像を直接保存し、書き出すことができる。
スマートフォンのカメラは時々自動露出になったり、そうでなかったりする。フォーカスも同様だ。ただ、少し使ってみただけで書いているので、もっと使うとより正しく理解できるかもしれないが。
登録されているカメラとレンズの全リストは、以下を参照願いたい。
これは随時更新されており、Lenserのウェブサイトには、登録してほしい機種があればリクエストしてほしいと書かれている。
対応しているiOSデバイスはこちらで確認できる。