リーベックのHFMP(Hands-Free Mono Pod)のプリオーダーが開始された。HFMPはモノポッドでありながら自立することができ、更にフットペダルで自立の解除ができるという目新しいモノポッドだ。
自立型のモノポッドは実に便利だ。特にコンパクトなカメラと一緒に使えば、効率的な操作ができる。モノポッドなら三脚ほど大げさではなく、携帯性も優れているので、三脚を使用するのが難しいシチュエーションでは重宝するだろう。
更に、HFMPはフットペダルを踏むとフルードモノポッドモードと自立モードを瞬時に切り替えることができるのが新しい。
この機能は結婚式やイベント撮影など、スペースが限られたり、頻繁に移動して撮影する場合などに特に有用だ。
昨年のIBCで、リーベックの担当者に話を聞くことができたので、下のビデオも参考にして欲しい。
HFMPにはパン、チルト可能なビデオヘッドが付属するHFMP KITと付属しないHFMPの2種類が用意されている。HFMP KITのビデオヘッドは、単独で65mmボールやスライダーに取り付けて使用することも可能。また、スライドプレートはマンフロットやザハトラーと互換性がある。
主な特徴
- 耐荷重 4Kg
- チルト角度 +90°-80°
- デュアルパン機能
- 重量 7Kg
- 使用時高さ5~189.5cm
- フットペダルでのロック機能
- パイプ径 上段/中段/下段0mm/29.5mm/25.0mm
- ケース付属
ビデオヘッドの主な仕様
- 耐荷重 4Kg
- カウンターバランス固定
- 油圧トルク固定
- チルト角度 +90°-80°
- プレートアタッチメント 1/4”ネジ(ビデオボス付き)
- 重量 1Kg
- ボール径65mm / フラットベース3/8”めねじ
従来よりモノポッドは一般的な機材だったが、自立型でかつ自立解除できるものは最近出てきたスタイルだ。自立できるモノポッドは便利だが、更にこれを解除して自由度を増したところがHFMPのウリと言えるだろう。
三脚では入っていけない場合や運搬の面で面倒な場合、このモノポッドは小型軽量で素早いセットアップができ、カメラマンの強い味方になることは間違いない。また、HFMP KITに付属するビデオヘッドは65mmボールの三脚や、スライダー、ドリーなどにも使用する事ができる。ビデオヘッドにはパン棒とボールクランプ、スライドプレートも付属する。
マンフロットからも同様のモノポッドが発売されているが、ヘッドにパンロックが無いのが惜しまれる。またボール機構ではないので、ボール三脚などに取り付ける場合は新たにボールアダプターを購入する必要がある。その点ではリーベックの方が優位性があるといえるだろう。
もし愛用しているビデオヘッドがあるなら、KITではなく、ビデオヘッドが付属しないHFMPを購入すると良いだろう。
リーベックHFMPとHFMP KITはフジヤエービックのショップサイトで予約できる。