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LightbridgeがC-100グリッドシステムを発表

LightbridgeがC-100グリッドシステムを発表

ASCの撮影監督Manuel Billeterと共に開発されたLightbridge C-100 Gridシステムは、CRLSリフレクター用の新しいモジュール式マウントシステムであり、間接照明の機能を拡張することを目的としている。

オーストリアの照明メーカーLightbridgeは、CRLS(シネ・リフレクト・ライティング・システム)リフレクターの広大なアレイの作成を可能にするC-100グリッドシステムを発表した。このシステムは、撮影監督Manuel Billeter(ASC)による長時間のプロダクションテストから生まれたもので、より大きなセット用に間接照明を拡大するという実用的な課題に対処している。

マニュエル・ビルター(ASC)によるプロダクションテストを開発

CRLSプラットフォームは、もともと撮影監督のクリスチャン・バーガーによって考案されたもので、近年、従来の直接照明から移行するプロダクションが増加するにつれ、人気を博している。新しいグリッドシステムは、標準的な100x100cmプレシジョンリフレクターの機能を拡張し、標準的なグリップ機器とインターフェースするモジュール式マウントソリューションを導入している。

Lightbridge C-100 Grid System on a crane. Image credit: Lightbridge

Lightbridge C-100グリッドシステムの技術的実装

Lightbridgeと開発を協力したビルターは「10年以上前からCRLSのアイデアに魅了されており、撮影現場でこのシステムを使用することで、熱意はさらに深まりました」と、説明する。「グリッドシステムは汎用性があり、非常に大規模な美しい精密制御のソフトライティングを提供する。

Lightbridge’s C-100 Grid Clamp Adapter allows for building customized arrays for C-100 Reflectors. Image credit: Lightbridge

このシステムの技術的な基盤は、専用のグリッドクランプアダプターにある。各アダプターは、ねじ込み式のカプラーベースプレートと専用のトラスクランプを組み合わせたもので、業界標準の足場チューブやグリップハードウェアとシームレスに統合できるように設計されている。この取り付けシステムにより、クルーは単純な直線的配置から広範な矩形アレイまで、さまざまな構成を構築することができる。

Manuel Billeter, ASC. Image credit: Lightbridge

システム構成オプション

基本的なセットアップでは、4枚のパネルを使用する「Quadモード」で200×200cmの反射面を作ることができる。モジュラー設計により、より複雑な配置も可能で、Lightbridgeは、クレーンで設置する際の安全性を考慮し、3点設置を推奨している。このアプローチは、CRLSユーザーが期待する迅速な展開を維持しながら、剛性を提供することを目的としている。

リフレクター表面のオプション

このシステムはCRLSプレシジョンリフレクターの全5グレードに対応しており、それぞれ異なる照明シナリオに対応する特性を備えている。ラインナップには以下が含まれる:

  • Diff 0ミラー: 強烈な間接照明が必要な状況で最大の反射率を発揮
  • Diff 1 パンチブラック: 焦点は合っているが、わずかにソフトな出力
  • Diff 2 Blue Sky:自然な天空光を模倣したバランスの取れた拡散
  • Diff 3 アンビエントバイオレット: より広い範囲をカバーするために拡散を強化
  • デフ4 スーパーホワイト: 最大限の拡散で超ソフトな光を実現
Lightbridge C-100 Grid System. Image credit: Lightbridge

より大きなLEDライト、より大きなリフレクター

このアルミニウムコーティングされたリフレクターは、シワのない表面が特徴で、拡散フレームやフラッグを追加する必要がない。グリッド・システムは、この流出しないアプローチを維持しながら、大幅に広いカバーエリアを可能にする。

このリリースは、業界がセット照明へのアプローチを進化させ続けていることを意味する。最近の照明はLEDアレイが主流だが、CRLS Grid Systemは洗練された間接照明ツールへの継続的な需要を示唆している。このシステムは、モジュール性と既存のグリップ機器との統合に重点を置いており、すでにCRLSエコシステムに投資しているプロダクションやレンタルハウスにアピールすることができる。

C-100 グリッドシステム – 技術的考察

オーバーヘッドリギングを計画するグリップ部門にとって極めて重要な情報である、重量制限や耐風定格に関する具体的な詳細は、今回の発表には含まれていない。しかし、ライトブリッジは技術文書とチュートリアルコンテンツを提供する専用ウェブサイトを立ち上げた。

照明技術者のJakob Ballingerによって設立されたLightbridgeは、間接照明の分野で着実な開発ペースを維持している。

同社は、追加のグリッドシステム構成を開発中であることを示しており、現在の100cmフォームファクターを超える拡張の可能性を示唆している。すでにCRLSを使用している撮影監督にとって、グリッドシステムは、既存の照明ツールキットを拡張するための標準化されたアプローチを提供するものであり、これは特に大規模な間接照明のセットアップを必要とする撮影用だ。

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