Lightcoreは、スウェーデンのメーカーApproach Design studiosが開発したポータブルな単光源LEDライトで、Kickstarterキャンペーンに登録された。このライトは120°の広がりを持つ5800ルーメンのライトで、色温度は5000K。ちらつきがなく、1〜100%調光可能。スマートフォンアプリでBluetoothを介して複数のユニットを制御できる。 Lightcoreはカスタムメイドのライトモディファイアが用意されている。また、2つの1/4インチネジマウントが用意されている他、強制冷却機能も持っている。
Approach Design studiosは、スウェーデンのストックホルムに拠点を置くメーカーで、LightCoreと名付けたコンパクトなLEDライトのキックスターターキャンペーンを開始した。まだ資金調達の途中だが、キャンペーンは始まったばかりなので、今後十分な資金が集まることが期待できる。
コンパクトなLEDライト
Lightcoreは、特許申請中の技術を使用したポータブルなビデオライトで、既存のほとんどのBowens Sマウントアダプターに対応しており、多くのライトモディファイアを装着することができる。大きさは51 x 110 x 51 mmで、重量は〜250gと非常に小型軽量だ。
光量は5800ルーメン(480Wタングステン相当)と非常に強力だ。 120°の広がりがあり、ソフトボックスに最適で、色温度はバランスの取れた昼光5000K。日本製のLED COB(Chip On Board)は、最低でもCRI 97に達する。ライトは1%〜100%の間で調光可能で、1%時でも120fpsのスローモーションで、ちらつきがない。
なおバッテリーは内蔵していない。 電源は60W USB-C電源アダプターを使用し、コンパクトアダプターが付属している。
LEDが発生する熱に対処するため、Lightcoreにはファンによる強制冷却システムが内蔵されている。熱はマイクロコントローラーによって常にモニターされ、ファンの回転速度は出力と周囲温度に合わせて自動的に調整される。
また重ねて使用できるライトモディファイアも用意されており、これは磁石で着脱できる。ライトモディファイアには現在、フレネルレンズ、カラーフィルター、およびドームアタッチメントがあり、他のものも現在開発中だ。ライトモディファイアも、Lightcore出荷時に購入できる。
Lightcoreには標準1/4インチUNCネジマウントが2ヵ所用意されており、カメラ、ケージ、三脚、ライトスタンドなどに簡単に取り付けることができる。2つのネジマウントがあるので、モニター、マイクなどもマウントできる。色は紫のみだが、資金調達がうまくいけば他の色も追加される予定。 Lightcoreはスウェーデンで設計され、日本で製造される。
コントロールアプリ
iOSおよびAndroid用のBluetoothコントロールアプリも開発されており、LEDユニットの制御、設定の記憶、自動接続などが可能。なお、すべてのユニットをスマートフォンと直接接続する必要はなく、別のLightcoreユニットを介して接続できる。
Lightcoreユニットには、背面に薄いカラーID LEDストライプがあり、どの角度からも見ることができる。カラーIDはグループを表しており、グループを即座に確認できる。また、グループを切り替えて、グループ単位で明るさを調整することもできる。
主な仕様
- 光出力:5800ルーメン(480Wタングステン相当)
- 色精度:97 CRI
- 色温度:5000K
- 広がり角度:120°
- 出力範囲:1%〜100%
- 寸法(WxDxH):51 x 110 x 51 mm
- 重量:〜250g
- ワイヤレス制御:Bluetooth 5、Bluetoothメッシュ
- マイクロコントローラー:ARM Cortex-M4
- 電力:USB-C PD(20V 3A)
- 消費電力:<50W
キックスターターでの価格
Lightcore Kickstarterキャンペーンでの特別価格は、限定されたスーパーアーリーバードキットの229ドルから用意されている。これらがなくなった後(執筆時点では残り12個)、キットの初期価格は250ドルになる。 478ドルの2個セットや、914ドルの4個セットも選べる。 1セットには、60W USB-C電源アダプターと3m USB C PDケーブルが付属する。
このキャンペーンの資金調達に成功した場合、2020年3月にすべての出資者へ発送を開始する。
なお、クラウドファンディングプラットフォームでプロジェクトを支援する際のリスクには注意していただきたい。利用規約、特にセクション5「資金調達の仕組み」を参照いただきたい。 場合によっては大幅な遅延や中止になる場合もある。