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DJIがドローンのローカルデータモードを追加

DJIがドローンのローカルデータモードを追加

潜在的な「サイバー脆弱性」の理由により、米軍がDJI製ドローンの使用を全面禁止してから2日後、DJIは同社のドローン用に“ローカルデータ”と呼ばれる新しいオフラインモードを発表した。

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Photograph credit: Goh Rhy Yan | unsplash.com

2週間前、米軍はDJI製ドローンの使用を中止するよう指示した。(記事はこちら)ここで言われている「サイバー脆弱性」が何であるかは明らかではないが、DJIの対応は速かった。12日後の8月14日、DJIは同社のドローンとそのアプリケーションに対し、 “ローカルデータ“と呼ばれるオフラインモードを発表した。これらは、数週間のうちにリリースされる。

“ローカルデータ“オフラインモードとは?

オフラインモードでは、DJI Go 4アプリケーションとDJI社のサーバーとの間のすべての通信が遮断される。同社は、この機能は顧客からの要求により開発されたと述べているが、それ以上の理由があったのかもしれない。米軍が安全保障上の懸念を提起した後、極めて短時間でオフラインモードがリリースされたのは、単なる偶然ではないのかもしれないし、もちろん、偶然のことかもしれない。

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DJIの政策と法務担当副社長であるBrendan Schulman氏は、この新しいローカルデータモードについて、次のように述べている。

DJIの技術を使用して機密業務を行う世界中の公的機関や民間組織などの企業顧客のニーズに対応するため、ローカルデータモードを作成しました。 DJIは顧客の写真、ビデオ、飛行ログの機密を守ることを約束します。ローカルデータモードは、データセキュリティのニーズが高い顧客への保証です。

このことから、ローカルデータモードでないときは、ユーザーのスマートフォンやタブレットとDJIサーバー間で通信が行われていることが分かる。再びBrendan Schulman氏の言葉:

DJIは、顧客のデータプライバシーの重要性を認識しています。 DJIは、ユーザーが、フライトログや写真やビデオをDJI SkyPixelのウェブサイトにアップロードしたり、サービスのためDJIにドローンを持ち込んだりする場合以外は、それらの情報にアクセスすることはありません。

アプリはサーバーからどのようなデータを引き出すのだろうか?データ接続は、ほとんどの場合、最新の地図と地理情報を取得するために使用される。アップストリーム方向ではテレメトリーを含む飛行データを送信するが、上記のように、ユーザーがこのデータをアプリと同期させる場合にのみ適用される。標準では、同期は「オン」に設定されている。 DJIの正式な声明をこちらで読むことができる。

リスクも認識すべし

オフラインモードの実装は、ユーザーに対して利点のように見えるが、フライト禁止区域でドローンを使用することの制限がされなくなる。これは、かなり危険なことだ。どこでも飛行できるというは、ドローンが引き起こす損害に対し、ユーザーが責任を負うことになることは肝に銘じておくべきだろう。

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Photograph credit: Matthew Brodeur | unsplash.com

また、ローカルデータのオフラインモードでは、地図、ジオフェンス、フライト制限、その他のアップデートに関する更新情報は一切入手できない。オフラインモードにするときは、この点を知っておくことが重要だ。

出展: DJI Press release | DJI Statement on Customer Data and Privacy

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