LockCircleがRobot Skinケージを発表した。ソニーα7 III、α7R III、およびα9に対応する。人間工学に基づいた、非対称設計がされている。また、従来製品のユーザーにトレードインプログラムも用意されている。
映像制作者は自分のカメラについて何らかの不満を持っているものだ。バッテリーの持続時間が短いとか、画面が暗いとか、操作性が良くないとか、様々だ。これらの問題を解決する最初の手段としてケージが考えられる。ソニーのαシリーズカメラのユーザーには、その選択肢が一つ増えたようだ。
従来のケージデザイン
LockCircleはこれまでにもソニーαカメラ用のケージを発売している。2015年にはα7S用にBirdcageを発売した。それは手に馴染むものだったが、いくつかの重要な点で不満があった。中でもアクセサリーが十分用意されていなかったことと、コールドシューマウントがうまく使えなかったことが大きい。今回発表されたRobot Skinラインナップはそれらの問題点を解消している。ハーフケージやフルケージとして使用でき、様々なアクセサリーを取り付けることができる。
非対称デザイン
LockCircleのRobot Skinケージは、カメラの形状を生かしたデザインで、手袋のように手にフィットする。多くのケージと異なり、サイドバーはオプションで、手持ちでもカメラを握ることができる。同社の言を借りれば、非対称デザインということだ。右側は操作のためにそのまま開放されており、左側はカメラを保持できるように設計されている。ユーザーの好みで使いやすくなるよう、柔軟性のある設計がされている。
その他の機能
Robot Skinケージは、カメラのレンズマウントやアクセサリポートに必要なストレインリリーフも用意されている。ケージはMetabones、Novoflex、あるいはP+S Technikマウントとシームレスに接続でき、レンズマウントを保護するエクストラサポートも付いている。アダプターに内蔵されたレンズサポートを大きなケージで十分に活用するのは難しい場合があるので、これは非常に有用な機能だ。 また、HDMIおよびUSB-Cコネクタも保護される。カメラのマイクロHDMIポートをフルサイズのHDMIに変換するLockPort Flexキットは、Robot Skinと互換性がある。
さらに、このケージは、RodRocketやMicroMega mounting systemsといったアクセサリーと互換性があるので、様々に組み合わせて、自分に最適なケージを作り上げることができる。
発売は9月末の予定。なおLockCircleはソニーα7M2シリーズ用の従来のBirdCage Pro/Pro-Sケージのユーザーにトレードインプログラムを用意している。