LockCircleが富士フイルムX-T3用のHDMIコネクタープロテクターLockPort XT3を発売した。HDMIコネクターは破損することが多く、特に外部モニターや外部レコーダーなどを接続して撮影している場合は危険度が増す。HDMIコネクタープロテクターは、このような撮影では必需品と言える。
民生用カメラでは、HDMIコネクターは現場での使用を想定して設計されていないため、過酷な撮影状況でしばしばカメラのHDMIコネクターが破損する。民生用カメラにはマイクロHDMIコネクターが使用されているのでなおさらだ。このような状況から、LockCircleは各メーカーのカメラに対応するLockPortを発売しているが、新たに富士フイルムのX-T3用が発売された。
LockPort XT3
LockPortはキヤノン5D MarkII用に導入されたのが最初だ。ミニHDMIコネクターに過大な力が加わり破壊するのを防ぐことができる。各カメラによってHDMIコネクターを固定する場所が様々なので、LockCircleは、各カメラ用にLockPortを用意している。
なお富士フイルムのX-T2用のLockPort XT2が既に存在しているが、残念ながら、 X-T3には適応しない。
LockPort XT3自体は、他のLockPortと同じようなカタチをしている。薄いベースプレートをカメラの底面に取り付け、HDMIアダプター用のケージを所定の位置に固定する。カメラのマイクロHDMIコネクターはボディの左サイドについているが、このアダプターを装着することにより90度方向転換され、フルサイズのHDMIコネクターが背面方向に向く。これにより、外部モニターやワイヤレスビデオトランスミッターとの接続がフルサイズコネクターで可能になる。ケーブルの着脱もスムースに行える。
アダプターのHDMIコネクターは金メッキの接点を備えており、4K撮影でも問題なく動作することが確認されている。
LockPort XT3をX-T3カメラに取り付けるには三脚アダプタープレートと一緒にベースプレートを固定する。 LockPortベースプレートのみをネジ止めする必要はない。ハンドヘルドで撮影する場合は、三脚アダプタープレートではなく、標準のカメラネジで固定する。アダプターを付けた状態でもX-T3のバッテリー交換ができる。
価格と出荷時期
LockPort XT3は、現在LockCircle Webサイトから入手できる。価格は119ドル(発送料、税金、関税別)。パッケージには、ベースプレート、アダプターケージ、90°HDMIアダプター、2個の六角レンチ、そして必要分の六角ネジを含む。
なお、予備のアダプター、2本の六角レンチおよび4本のネジが29ドルで用意されている。
Link: LockCircle Website
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