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キヤノン8Kカメラ - フォトキナでプロトタイプを展示
フォトキナ2016で、キヤノンがプロトタイプの8Kカメラを展示している。8Kでの撮影から収録までを見せるコンセプト展示だ。
これは、8Kに対するキヤノンのビジョンを示したもの。プロトタイプにはCinema EOS 8Kカメラに10インチの4Kモニターが取り付けられている。また、傍らには8Kモニターも置かれており、更に8Kからの印刷ソリューションも展示されている。
カメラ本体はC300MarkIIのボディが使われており、中にはsuper35mmのキヤノン製8Kセンサーが搭載されている。後部には4台のコンバージェントデザイン製オデッセイがマウントされており、これで8Kを分割して記録する。
IBCでRED Heliumを見た後なので、何とも大きく見えれしまうし、最終製品には程遠いイメージを受けるが、恐らく製品になればC300やC700のような大きさになるのだろう。現時点では、8K記録はカメラ本体内ではないが、これも入ってしまうのだろうか。
記録フォーマットは8K RAW 60fpsで、1時間あたり10TB以上を消費する。もちろんこれからいろいろと改良していくのだろうが、かなり大変そうに見える。もっとも今回の展示はプロダクトと言うよりもソリューションを提案しているもので、今後どのように展開していくのか注目される。
8Kは本当に必要なのか、という基本的な疑問があるが、技術の進歩は早い。8Kの要不要を言っている間に、8Kはポストプロダクションや放送においても現実味を増してくるだろう。メーカーとしては、その方向に持っていきたいと思っているのだろうが、さて、需要はどうだろうか?
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Sebastian Wöber
Sebastian Wöber is a director and DP, studied at Filmacademy Vienna and is passionate about harnessing the potential of filmmaking tech to create powerful cinematic work with limited resources. He is currently teaching film at Andrews University in the US.