アメリカの比較的新しい会社LumenArcは、電子的に調整可能な2つの光拡散フレーム「Active Diffusion」を発表した。24×36と40×40のサイズがあり、ディフューザーの不透明度を正確に変更できるハンドヘルドコントローラーが付属しているので、撮影に必要なディフュージョンの量を調整することができる。
電子的に調整可能な光拡散は新しいものではない。実際、2017年にZylightはChimeraと提携し、この技術を市場に導入した。この協業の結果、Chimera Lightingの電子的に調整可能な拡散パネルがCine Gear 2017で初めて展示さた。
LumenArc Active Diffusion – 特徴
LumenArc Active Diffusionフレームは、業界標準サイズの24×36と40×40の2種類を用意している。フレームは「アルミニウム、グラスファイバー、傷のつきにくいポリカーボネート」でできている。
重量は24×36が4.2ポンド/1.9kg、40×40が13.1ポンド/5.9kgとなる。また、24×36のフレームは従来のグリップヘッドに取り付けることを想定しているが、40×40のモデルは専用のヨークが付属している。最後に、アクティブ・ディフュージョン・フレームの薄さには驚かされる。わずか8.6mm/0.34″だ。
各フレームには、フレームに電力を供給し、拡散の強さを調整・変更できるバラスト/ハンドヘルドコントローラーが搭載されている。バラストは適度に小さく、シリコンカバーに包まれているため、ちょっとした落下でも保護さ れるようになっている。
コントローラーにはAC電源が付属しており、付属のD-Tap電源ケーブルを介してVマウントバッテリーでActive Diffusionに給電することも可能だ。LumenArcは、24×36と40×40の両フレームで、”98Whのバッテリーで20時間以上駆動できる “と謳っている。
では、Active Diffusionフレームには、どのような拡散効果が期待できるの だろうか。LumenArcによると、1%の場合、光透過率は92%で、これはLEE 420 Light Opal Frost diffusionと比較されている。100%では、LumenArcはLEE 129 Heavy Frost diffusionと比較して光透過率は79%に低下する。
価格と発売時期
Active Diffusionフレームは予約受付中で、2~3ヶ月程度で出荷を開始する予定。24×36モデルは1.824,95ユーロ、40×40バージョンは3.168,95ユーロとなっている。
各フレームは、保護ナイロンケースに携帯型コントローラー、電源、V-Lock電源ブラケット、10″電源ケーブルとデータケーブル、コントローラーランヤードが付属している。
詳しくは、こちらのLumenArcのウェブサイトをご覧ください。