ビデオをWebに適したフィーマットに変換する場合などは、高度なプロアプリケーションは必要ない。ビデオ変換が簡単にできるmacXvideoを紹介しよう。プロ用コーデックはサポートされていないが、多くの汎用のものは無料で使用できる。
MacXvideoはエントリーレベルのユーザーを対象にしているが、多くの機能を搭載している。
macXvideoトランスコーダーの概要
MacX video Conversterは膨大な数のコーデックやデバイスをサポートし、ビデオファイルをトランスコードするMacアプリケーションで、これを使っているユーザーもおられるだろう。 MacXvideoはこの縮小版とも言えるアプリだが、UIが更新され、クロッピング、マージ、エフェクトなど基本的な編集機能も備えている。
インターフェースは美しく、シンプルで、使い方はすぐに分かるだろう。サポートされているコーデックに関しては、macX Video Converterと比較すると少ないが、macX Video Converter が29.95ドルであるのに対し、macXvideoは無料だ。確かに、有名なMPEG Streamclipのようなアプリはプロコーデックを提供し、より高度な調整や設定ができるが、最新のバージョン1.9.2は2008年10月8日以来更新されていない。Web用など基本的なコーデックだけなら、macXvideoで十分役に立つだろう。
最初に起動すると登録画面が表示されるが、必須ではない。UIは簡単で、ビデオを入力し、希望の出力形式を選択し、フィルター、エフェクト、クロップを設定して出力するだけ。さらに、複数のビデオをひとつのファイルにマージしたり、基本的編集をすることもできる。完成した作品はプレビューして出力できる。実に便利だ。
このアプリケーションはハードウェアアクセラレーションとしてGPUを使用する。これは4K映像のトランスコードでは効果的だ。CPUだけの処理では、膨大な時間がかかってしまう。
まとめ
さて、このようなアプリは本当に必要だろうか?最新のNLEでは、YouTubeやVimeo用にトランスコードして出力する機能は当たり前に装備されている。しかし、既にエンコードされたビデオをトランスコードする場合や、エフェクトやクロップを追加する場合は、macXvideoが便利だろう。
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