MainConceptは、DaVinci Resolve 17Studio用のコーデックプラグインをリリースした。このサードパーティソリューションを使用すると、ソニーのXAVC、XDCAM、パナソニックのP2 AVC Ultraなど、Resolveでネイティブにサポートされていないコーデックでタイムラインをレンダリングできる。
MainConceptは、ビデオコーデックテクノロジーを専門とするドイツの会社で、過去7年間、放送局、IPTVおよびストリーミングアプリケーション、医療ヘルスケア用のソリューションを開発している。
MainConceptコーデックプラグイン
DaVinci Resolve 17は今月初めに導入され、Beta 2 / 17.1 Beta 1はすでにリリースされている。DaVinci Resolve StudioのMainConceptコーデックプラグインは、配信ページ内からプロジェクトをエクスポートする場合、ブロードキャストに適したコーデックを提供するように設計されている。
MainConceptコーデックプラグインは、DaVinci Resolve 17 Studioバージョンとのみ互換性のあるサードパーティのアドオンで、Windows / Mac / Linuxプラットフォームで動作する。
同社によれば、このプラグインを使用すると、以下が可能になる。
- プロジェクトをソニーXDCAM、XAVC、パナソニックP2 AVC Ultra、AVC-Intraなどの放送用カムコーダー形式でレンダリングする。
- OTTワークフローで広く使用されている最大8Kの汎用HEVC / H.265メインおよびメイン10プリセットを使用。
- SDおよびHDプリセットを使用して、メタデータ処理を含み、準拠したAS-11 UKDPPコンテンツを作成。
これを見て分かるように、このプラグインは、Resolveに組み込まれていない、ブロードキャストに適した形式のロックを解除する。中間コーデックは必要ないので非常に便利だ。最初から最後まで一貫したコーデックパイプライン内にとどまる。これは、多段階のワークフローを扱うときに特に役立つ。
価格と発売時期
MainConceptコーデックプラグインは現在、MainConceptベータ参加者に提供されている。無料のベータプログラムには、MainConceptのウェブサイトのフォームから参加できる。