マンフロットが、SD、microSD、CFメモリカードのPro Ruggedラインアップを導入する。同社にとっては、新しいビジネスカテゴリーだ。 マンフロットは、厳しい環境で使用されるプロ用機器に最適な記録メディアと位置付けており、ソニーのTOUGHカードシリーズの直接的な競合となりそうだ。
マンフロットは、三脚やバッグなどのカメラアクセサリーで有名なメーカーだが、新たにメモリーカードに参入した。新しく発売されたSD、microSD、CFカードのPro Ruggedシリーズは、64GBと128GBを選択できる。これらのカードの特徴は耐候性で、Pro Ruggedという名前の通り非常に対候性に優れた記録メディアだ。
Pro Ruggedメモリーカードの特徴
今回発売された記録メディアは、プロの写真家を対象にしているようだ。ビデオの世界では、CFカードはもはや過去のもので、128GBでも容量的に十分ではないだろう。ビデオ収録には主に256GBのカードが必要だが、写真では、CFカードが使われているし、容量もこれで問題ないだろう。写真をRAWで撮影する場合でも、ほとんどの場合128GBで十分だ。
https://vimeo.com/371389430
ソニーもSDとCFExpressカードのTOUGHシリーズを発売しているが、マンフロットもPRO Ruggedシリーズは「世界で最もタフな」製品と述べている。
主な仕様
3種類のカードはすべて同じ容量となっており、64GBと128GBが用意されている。ただし、仕様はカードの種類によって異なる。
SD XC II UHS-IIカード
- 読み取り/書き込み速度:280MB / s(読み取り)、250MB / s(書き込み)
- V90対応(最大90MB / s、4Kおよび6Kビデオに適する)
- 温度範囲:-25°C – 85°C
- 耐荷重:最大20kg
- 防水
microSD XC-Iカード
- 読み取り/書き込み速度:90MB / s(読み取り)、90MB / s(書き込み)
- V30対応(最大30MB / s、4Kビデオに適する)
- 温度範囲:-25°C – 85°C
- 耐荷重:最大20kg
- 防水
CF UDMA 7カード
- 読み取り/書き込み速度:160MB / s(読み取り)、130MB / s(書き込み)
- UDMA 7(ウルトラダイレクトメモリアクセス)定格(最大167MB / sおよび12nsサイクルタイム、4Kビデオに適する)
- 温度範囲:0°C – 70°C
- 耐荷重:最大20kg
- 防水ではない
SDカードはワンピースデザインで作られており、コネクタリブや書き込み保護スイッチは付いていない。これにより内部の電子機器を完全に密閉し、カードの耐久性を非常に高くしているす。 20Kgの耐衝撃と飛散防止性があり、水没した場合でも最大72時間の耐水性がある。ただし、CFカードは防水ではない。
価格と発売時期
現在、3種類とも入手可能で、同社のウェブサイトから直接入手できる。価格は次のとおり。
- 64GB SD: 115 ドル(現在、期間限定で50%オフ: 57.50 ドル)
- 128GB SD:225 ドル(現在、期間限定で50%オフ: 112.50ドル)
- 64GB microSD:32ドル
- 128GB microSD:42ドル
- 64GB CF:80ドル
- 128GB CF:150ドル
link: Manfrotto | online shop
なお、現時点では日本の同社のサイトに記載されていない。