Marbl Orbitは、天井に取り付けられたロボットアームで、1 / 60RPMから10RPMまでの回転速度が調整可能で、サイレントモーターを備え、アームと、中央にLEDリングライトを搭載する。 MAKE. ART. NOWのJosh Yeo氏によってデザインされたもので、現在、Kickstarterで799ドルから支援できる。
Josh Yeo氏は、MAKE. ART. NOWというYouTubeチャンネルを運営しているロサンゼルス出身の映像クリエーター。彼のビデオは非常に興味深く、CineDでは2020年に彼の短編映画Anamorphia をインタビューで取り上げている。Josh Yeo氏は、さらにAnamorphia 2をリリースしている。
Josh Yeo氏は最新のビデオの1つで新製品を紹介しており、これは、Kickstarterで発表された。Marbl Orbitと名付けられたカメラ用ロボットアームだ。
Marbl Orbit
Marbl Orbitは、被写体との距離、カメラアングル、傾き、ロール、ヨーを調整できる2つのアームで構成されている。クイックリリースボルトで素早く調整できる。デバイスの中央には、天井に取り付けられたモーターがあり、ビデオで紹介されているように、インタビューなどでBカメラとして使用できる。
片側にカメラをマウントし、反対側に小さなライト、あるいはもう1台のカメラなどをマウントする。カメラマウントと4つのベルクロストラップが付属している。
フォーカスボールも面白いアイデアで、軽量の球体が中央に吊るされており、一人で自撮りする場合、フォーカスを合わせる手段として使用することができる。
AXIBOモーター
デバイスの中央に搭載されているモーターは、AXIBOによって開発されたステルスドライブテクノロジーを使用し、静かに動作する。 1/60 RPM(60分ごとに1回転)から10RPMで速度を調整することができる。これにより、インタビューでの遅い回転や、スローモーション用のやや早い回転まで、様々な撮影に応用できる。 Josh Yeo氏によると、モーターは3RPMまでは無音で回転する。
モーターのバッテリーは8,800mAhで、使用するモードと速度にもよるが、最大8時間使用できる。モーターの周りには現在シアンのLEDが搭載されているが、資金が500,000ドルを超えれば調整可能にするとのこと。
LEDライトとレーザー
モーターの下にあるLEDライトは被写体の照明用で、他のライトによる影を消すことができる。ライトの明るさは0〜100%の範囲で調整可能。内蔵の4,400mAhバッテリーは、明るさに応じて8〜10時間使用できる。 Marbl Orbitには、対象の被写体との距離を正確に特定するためのレーザーも組み込まれている。
3つのバージョン
Marbl Orbitには、次の3つのバージョンがある。
- Base model:モーターユニットと調整可能なアームが含まれる。
- Studio model :Base modelに加え中央のLEDリングライトが含まれる。
- Pro model: • Studio modelに加え、Cスタンドまたはコンボスタンドと、ハイライザーに取り付けるキャリングケース、および屋外マウントが含まれる。これにより、Orbitを屋外でも使用できる。 耐荷重はStudio model の2.9 kgに比べわずかに高く3.6 kgまで可能。
Marblアプリ
Josh Yeo氏がビデオで述べているように、メカ的な部分はほぼ完成している。 Kickstarterからの資金は、主にMarblスマートフォンアプリの開発に充てられる。アプリはモーターとLEDライトのリモコンにもなる。ユーザーは3つの異なる軌道モード、回転速度、照明、およびレーザーを設定できる。
価格と発売時期
Marbl OrbitはKickstarterに登録され、すでに資金調達に成功している。支援受付は2021年4月15日まで。
Base Modelは現在799ドル(スーパーアーリーバード価格)から。これらのユニットが完売されると、価格は899ドルに上がり、最終的には999ドルになる。最終的な価格は1,099ドルになる予定。またStudio Modelは現在899ドル(同)から。その後、価格は999ドルに上がり、最終的には1,099ドルになる。最終的な価格は1,399ドル。 Pro Modelは現在1,599ドル(同)から始まり、最終的な価格は1,799ドルになる予定。
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