MAVENカラーコードフィルターキットは、CPL、3つのND(10、6、3ストップ)、UV「スプラッシュガード」フィルターを含む5種類のマグネット式またはネジ式フィルターで構成されている。各フィルターは色分けされており、素早く認識することができる。現在、Kickstarterでクラウドファンディングを実施中。
レンズフィルターは、映像制作に欠かせないアイテムだ。私自身、昨年、従来のねじ込み式フィルターからFreewell Magnetic VND Filter Kitに切り替えたが、そのマグネット式デザインは、撮影現場で大きな時間の節約になった。
最近、Kickstarterのクラウドファンディングで、同じようなデザインの色分けされたフィルターが登場した。MAVENフィルターと呼ばれるこれらのアクセサリーは、写真家でありYouTuberでもあるマイケル・アンドリューと彼の完璧なフィルターセットへのあくなき追求から生まれた。
MAVEN filters: color coding for easier recognition
MAVENカラーコードフィルターは、マグネット式と従来のネジ式という2種類のバリエーションがある。マグネット式はねじ込み式のアダプターでレンズの前面に取り付ける。この方法では、複数のフィルターを重ねて使用することも可能だ。
どちらを選んでも、MAVENフィルターの各ラインには、サーキュラーPL(CPL)、10ストップND、6ストップND、3ストップND、UVフィルターの5枚が含まれている。残念ながら、MAVENフィルターセットには可変NDがなく、これは映画製作者にとって大きな欠点になると思われる。
しかし、これらのフィルターには、色分けされた識別ができるという利点がある。確かに、いちいちフィルターラベルを読まなくても、各フィルターの種類を色で簡単に認識することができる。しかも、色とフィルターは覚えやすいように関連付けられている。
- CPLは青。空をより際立たせる用途によく使われるから。
- 10段NDは、日中の強い日差しの中で動画を撮影する際に、絞り開放を維持するためによく使われるフィルターなのでゴールド。
- 6段NDは夕暮れや夜明けの中途半端な明るさの空をイメージした紫色。
- 3-stopのNDは、多くのビデオカメラにあるRECスタート/ストップボタンを連想させる赤色。日中に撮影するビデオグラファーにとって、この濃さは基本だ。
- UVフィルターはシルバー。このアクセサリーのニュートラルな色は、可視スペクトル以外の光だけをフィルターすることに由来している。
光学設計と色の中立性
MAVENのフィルターは、AGCの日本製光学ガラスで作られている。各ピースは、マルチレジスタントコーティングとナノ粒子技術に依存した16層設計を採用し、疎水性の表面を持っているため、簡単に洗浄することができる。
さらに、Michael Andrew氏は、このフィルターが真のカラーニュートラルフィルターの研究成果であるとしている。安価なNDフィルターは画像に奇妙な色かぶりをもたらすが、MAVENフィルターはTier1規格を取得していると主張しており、理論的には色ずれを生じない。
価格と発売時期
MAVEN Color-Coded Filtersプロジェクトは現在Kickstarterで公開されている。フィルターは、Small (43, 46, 49mm), Medium (52, 55, 58, 62mm), Large (67, 72, 77, 82mm), XL (95mm)の4つのグループに分けられ、12種類以下のサイズが用意されている。
MAVEN Color-Coded Magnetic Filtersは、現在Kickstarter特別価格として、Small Setが149ドルから、XLフルパックが349ドルから販売されている。2023年2月に出荷される予定。
なお、クラウドファンディング・プラットフォームでプロジェクトを支援する際には、そのリスクにご注意いただきたい。プラットフォームの利用規約を読むことをお勧めする。製品は大幅な遅れが生じる可能性があり、プロジェクトによっては、全く納品されないこともある。
詳しくは、こちらのMAVENのKickstarterプロジェクトをご覧ください。