Avid Media Composerは2020.12アップデートで、H.265 / HEVCをネイティブサポートする。これにより、ファイルをインポートし、トランスコードせずにタイムラインに置くことができる。また、Avid Titler +のアップデート、オーディオミキサーの改善も行われている。
Media Composer 2020.12
2020.10バージョンでAppleProRes RAWを追加したが、2020.12の新機能は、トランスコードせずにタイムライン上でH.265クリップを直接編集することができる。これは多くのユーザーにとって待望の機能であり、ついに可能になった。また、H.265でのエクスポートもメディアエクスポートセクションに追加された。
Titler+アップデートと新機能
アップデートの2番目のハイライトは、Titler +内の「テキスト」と「移動」の2つの新しいモード。これらにより、タイトルを作成し、画面上で自由に移動することがはるかに簡単で直感的になる。新しいキーボードショートカット「T」と「M」で、素早くアクセスできる。さらに複雑なテキスト操作オプション、テキストの位置揃え、ロールまたはクロールテキスト用のスクロールバーの追加により、以前の機能が補完される。
オーディオミキサーのアップデート
オーディオミキサーもアップデートされた。オーディオミキサーも新しいMediaComposerスキンと共通になり、オーディオトラックの色をミキサーとグループサイドバーに直接表示して、参照しやすくした。 また、他のオーディオエフェクトスロットへのエフェクトのコピー、貼り付け、および複製も改善した。さらに、オーディオミキサーのメニューをキーボードショートカットで直接指定できるようになった。
マスターフェーダーは、オーディオミキサーに常に表示される。 Media Composer 2020.12で新しいトラックを追加すると、マスターフェーダーは右側に表示されたままになる。
また、「bypass volume」ボタンや「Auto-Mode」を使用しないときは録音ボタンが非表示のままになるなどの機能が追加された。
アップデートされたビデオ機能
以下のビデオで、すべての新機能の詳細な概要を見ることができる。
Media Composer 2020.12アップデートのその他の追加機能は、UIの機能強化、Bin Fast Menuコマンドのマッピング、サイドバーの色による新しい表示および並べ替え機能、ACES CDLおよびCLFファイルのサポート、SyncScript、PhraseFindのアップデートなどがある。
link: AVID website