Frame.ioは人気のあるビデオコラボレーションプラットフォームで、このほど最新版を発表した。今年の夏にリリースを予定している。速度が速くなり、数多くの新機能も追加されている。
Frame.ioはビデオコラボレーションのためのオンラインツールで、クライアントからのフィードバックなどに使用できる。以前の記事はこちら(英語)。 Premeiere ProやFinal Cut Pro XなどのNLEと統合されている。2018年、Frame.ioのCEO、Emery Wells氏は、frame.io plattformの大幅な改善を発表した。
全く新しくなったFrame.io
Frame.ioは今年の夏にリリース予定で、速度の向上が主な改善点。同社はコアコードを一から書き直し、優れたパフォーマンスとアップロード速度を実現した。
Frame.ioはライブラリをブラウズしアップロードするのに速度が100倍の向上したと述べている。ネットワーク環境にもよるが、新しいメディアアップローダーは1ギガビット/秒の速度をサポートしている。
メディアブラウザにもアップデートがある。新しいバージョンでは、ビデオ、オーディオ、画像(RAW形式やGIFを含む)および複数ページのPDF文書用のワークスペースが用意されている。これは専用のツールで、異なるタイプのメディアのやりとりを容易にする。
これらのワークスペースに加え、基盤となるビデオ再生エンジンは、4K解像度でも、スムーズな読み込みやブラウジング、あるいは再生を保証する。
新しいコラボレーションツールとは?
新しいバージョンでは、ユーザーはフレーム精度のコメントだけでなく、範囲を示してのフィードバックもできるようになった。コメントハンドルをドラッグアンドドロップして、意見のやり取りができる。これにより、クライアントが本当に望んでいることを理解しやすくなる。
もう一つの新しい機能はPresence(プレゼンス)と言われているもの。ビデオを正確に見ている人と、その人の反応をモニターすることができる。招待された人の誰がクリップを見たのか、あるいはまだ誰が見ていないのかが分かる。誰がビデオにコメントしているのか、あるいは今どの段階なのかをリアルタイムで見ることもできる。クリップ情報は、何度見られたかなどの履歴ビューを表示し、特定の人やグループが閲覧を開始したときに通知を出すよう設定できる。
新しいバージョンマネージャを使用すると、スタック内の特定のバージョンを追加、削除、または再配置できる。これにより、プロジェクト全体を通して効率的に仕事を進めることができる。
リリース時期
新バージョンのFrame.ioは今夏にリリースされる予定。メーリングリストに登録しておけば90日間の無料試用版を使うことも可能。
なお、DaVinci Resolveとの連携についても検討されているようだ。
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