中国のレンズメーカーMeikeは、S35シネレンズシリーズの2番目のレンズを発表した。新しいMeike 50mm T2.1 s35シネプライムにはEFまたはPLマウントが用意された、完全手動シネプライムレンズだ。
新しい50mmT2.1はs35センサー対応で、既存の35mmバリアントを補完する。EFまたはPLマウントを選択でき、270°のフォーカスリング回転角度、77mmのフロントフィルター径、および11枚の絞り羽根を持つ。
Meike 50mm T2.1 s35プライム
レンズ構成は9群12枚で、最短合焦距離は58cm。 33.6イメージサークルは、34.7°(対角)、28.1°(水平)、および21.2°(垂直)のs35の視野をサポートする。アイリスとフォーカスリングに、標準のM0.8ギアが付いている。
重量は970g(PL)、990g(EF)で、大きさは次のとおり。
- EF: 106.5mm(長さ)x 80mm(フロント径)
- PL: 98.5mm (長さ)x 80mm(フロント径)
Meikeによると、50mmT2.1の光学解像度は最大6Kに対応する。どちらのマウントも今年4月に発売予定で、価格は約570ドル。
低価格の「シネマ」レンズは多くあるが、このレンズは低価格ながらしっかり作られている。光学性能の詳細は不明だが、この価格で本本格的なプライムレンズを入手できるのは嬉しい。
今日の低価格プライム
フルマニュアルのシネプライムレンズは、映像クリエーターに人気だ。しかし、今日ではオートフォーカスの性能が著しく向上している。当時は、オートフォーカスは動画の世界ではほとんど役に立たなかったが、現在では状況が異なっている。
従来シネプライムは、光学的に有利で妥協のない高級レンズとみなされていた。大きいフォーカスリングの回転角度、スムーズなアイリスギアなどは使いやすい。しかしオートフォーカスが使える機能になりつつある今、手動プライムレンズは価格の面で再注目されている。
よくできた手動レンズは低価格で優れた光学性能を提供するが、機能的にはシンプルだ。電子機器がないということは、レンズデータもサポートされていないことを意味する。
Meikeのプライムは、電子的な機能は付いていないが、手頃な価格で高品質なレンズだ。 Meikeは、35mm T2.1FFと50mmT2.1 FFで構成されるハイエンドのフルフレームシネプライムと、s35対応の新しいラインアップを提供している。 35mm T2.1 s35に続き、新しい50mm T2.1s35プライムが発売された。
今後のs35ラインアップ
Meikaはまた、s35シリーズのシネプライムレンズの今後のレンズのタイムラインを発表した。
Link: Meike Global