新しいMetabones PL-E T CINE peed booster ULTRAが発表された。これによりPL(ポジティブロック)フルフレームシネマレンズをソニーEマウントカメラと富士フイルムXマウントカメラに取り付けることができる。
新しいMetabones PL-E T CINE Speed Booster ULTRAは、コーナーの鮮明度、歪みを改善し、周辺光量落ちを軽減する超高屈折率のタンタルベースの光学ガラスを備えた5枚/ 4郡の光学設計を採用している。
オリジナルのSpeed Boosterと同様、クロップファクターは0.71倍。ほとんどのAPS-C / Super35mmカメラの標準クロップファクターは1.5なので、新しいSpeed Boosterを装着すると、クロップはほとんどなくなる(1.5 x 0.71 = 1.065)。従来のスピードブースターはAPS-C / Super35mmイメージサークルのみをカバーするように設計されているので、フルフレームカメラ(ソニーのα7シリーズやNEX-VG900)ではカメラを“APS-C / Super35mm“モードにする必要があった。
なお、PL-E T CINE Speed Booster ULTRAは、フルフレームPLプライムレンズのみをサポートしており、Super35mmの PL Primeレンズはサポートしていない。
主な特徴
- ソニーEマウントカメラ/ビデオカメラにフルフレームPLプライムレンズをマウント可能
- 最大絞りを1ストップ増加
- レンズを0.71倍にし、効果的にAPS-C / Super35mmのクロップファクターを解消
- MTF(Modulation Transfer Function:レンズの光学性能)を向上
- 内部はフレアの原因となる内部反射を減らすため、フェルト材料で加工されている
- 三脚フットは取り外し可能で、Arca Swiss、Markins、Photo Clamのボールヘッドと互換性がある
新しいMetabones PL-E T CINE Speed Booster ULTRAは数日後に発売予定。テスト済みのカメラのリストなど、新しいSpeed Boosterに関する詳細情報は、Metabones のWebサイトを参照されたい。