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Middle ThingsがAPC-R Mini を発表 - ライブプロダクション用超小型ジンバルコントローラー

Middle ThingsがAPC-R Mini を発表 - ライブプロダクション用超小型ジンバルコントローラー

フランスのMiddle Things社がAPC-R Miniを発表した。この専用コントロールユニットは手のひらに収まるサイズで、DJIの3軸ジンバルを遠隔操作可能なPTZ(パン・チルト・ズーム)ヘッドに変更するよう設計されている。ライブ映像制作のためのユニークなソリューションとなりそうだ。

Middle Thingsは、2020年に記事にしたBlackmagic Pocket Cinema Camera用のATEMポケットコントローラーのように、ライブビデオ制作市場に革新的な製品を提供している。3年前にリリースされた同社のAPC-Rコントロールは、DJIジンバルとBlackmagicカメラをPTZヘッドに組み合わせることを可能にした。現在、機能と内部構造はオリジナルと同じだが、ハードウェアは完全に刷新され、APC-R、APC-Rジンバルアダプター、Middle Tallyを1つにまとめた小さなユニット、APC-R Miniが発売されている。

以下のビデオでは、APC-R Miniのペアリング方法と使用方法を説明している:

APC-Rミニの接続

Miniは2本のネジで対応するDJIジンバルに直接接続し、ジンバルのRSAアクセサリーポートから直接電源を供給する。その後、LANイーサネット(推奨)またはWi-Fiに接続する。

Connect the Mini directly to the DJI gimbal with two screws. Source: Middle Things

Miniはコンパクトカメラやスタジオのセットアップに使用できる。標準的なPTZカメラのコントロールと同様に、長距離イーサネット接続を使用し、Middle RemoteまたはMiddle Controlソフトウェアを介したUSBゲーミングコントローラーを利用して、1台のラップトップから最大8台のDJIジンバルを遠隔管理できる。接続が完了すると、内蔵のTallyがプレビューモードかオンエアモードかを表示する。

APC-R Miniと互換性があるジンバルは、 DJI RS2、DJI RS3 Pro、DJI RS4、DJI RS4 Proとなっている。もう一つの興味深い機能はオートパイロットモードで、被写体を追尾するようにMiniを設定できる。これにはDJI RavenEyeシステムが必要となる。

Miniのコントロール

USBゲーミングジョイスティック、Middle RemoteBitFocus CompanionSDK/APIによるTCP Accessなど、Miniにはさまざまなコントロール方法が用意されている。

電動ズームレンズがない場合は、DJIフォーカスモーターをMiddle Controlアプリ、またはATEMソフトウェアでリモートコントロールできる。

Blackmagicカメラのコントロール

MiniはWiFiとBluetoothチップを搭載しているため、Bluetoothチップを搭載したBlackmagic Designカメラのリモートコントローラーとして使用できる。つまり、ジンバルのパン、チルト、ロール、スピード、ズームモーターに加え、シャッター、アイリス、WB、ゲイン、フォーカスをコントロールできる。

ATEM software control. Source: Middle Things

ATEMスイッチャーがあれば、ミドルコントロールデスクトップソフトウェアをATEMに接続し、輝度、ガンマ、コントラスト、彩度、シャープネスなど、より高度なカメラ設定をコントロールできる。

なお、APC-R Miniは現在Blackmagicのカメラでのみ使用可能だが、将来的にはソニーのカメラにも対応する予定だ。

価格と発売時期

APC-R MiniはMiddle Thingsのウェブサイトで直接購入可能で、価格は390ユーロ。また、正規販売店はこちらで見つけることができる。

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