フランスの会社MiddleThingsは、ATEM Pocket Controllerをリリースした。これはブラックマジックデザインのATEMスイッチャーからSDI経由でBMPCC4K/6Kカメラをコントロールできる機器だ。
CineDでは、革新的な製品を開発する新しい会社を見つけ、その製品を紹介することにも力を入れているが、この製品もまたその一つ。
Middle Thingsは新興のフランスの会社だが、創設者はBMPCC4K / 6K用のLittyBluetoothコントローラーをすでに製造しているYouTuberのZebra Zone氏だ。
ATEM Pocket Controllerの主な機能
ATEM Pocket Controllerは、小さなボックスで、カメラの設定をリモートで調整でき、ATEM MiniとMiniProを除くすべてのATEMライブスイッチャーと互換性がある。
ATEM Pocket Controllerは、絞り、シャッタースピード、ゲイン、ホワイトバランス、フォーカス、ズームを調整でき、リモートで色を調整するライブプロダクション環境で便利に使える。これらの設定はすべて、ATEMソフトウェアまたは物理的なATEMカメラコントロールパネルから調整できる。
Middle Things APCをDJI Ronin S / RS 2 / RSC2に接続すると、ジンバルをリモートPTZヘッドとして、ATEMスイッチャーから直接ワイヤレスで使用できるのは素晴らしい。
操作法
インストールとセットアップは非常に簡単だ。ATEMスイッチャーのプログラム出力をATEM Pocket ControllerのSDI入力に接続するだけ。APCはBluetooth経由でBMPCC 4k / 6Kカメラと通信し、制御できるようになる。
ただし、カメラとAPCをペアリングするには、MiddleThingsアプリを使用するが、現時点ではiOSにのみ対応している。
価格と発売時期
Middle Things ATEMポケットコントローラーは現在414ユーロで購入できる。筐体内には12V電源とBluetoothアンテナも内蔵されている。 3mのRonin 4Pinから3Pinへの制御ケーブルはオプションで、価格は26ユーロ。
詳細および購入については、MiddleThingsのWebサイトを参照いただきたい。