以前はFull Frame Camera Coとして知られていたMinifabは、キヤノンC400カメラ用に設計されたVマウントおよびゴールドマウントバッテリープレートの新ラインナップ、変換キット、垂直オフセットプレートを発表した。GMP400とVMP400プレートは、従来品から大幅に改良されている。
MinifabのAlex Stone氏は、映画製作者、撮影監督、そしてライセンスを持つドローン操縦者であるだけでなく、デザイナー兼エンジニアでもある。アクセサリー市場に改善の余地があると考えた彼は、自らアクセサリーを製造することを決意し、キヤノンC300 Mark IIIおよびC500 Mark II用のVマウントプレートやリアチーズプレート、キヤノンの望遠レンズ用のRigfoot 15およびRigfoot 19レンズサポートなどを製造した。そして、Minifabにブランド名を変更し、400シリーズでアクセサリー市場の新たな隙間を埋めた。MinifabはIBC 2024でCineD Best Battery Innovation Awardを受賞した。
Minifabバッテリープレートの特徴
C300/C500バッテリープレートユーザーから最も多く寄せられた要望は、出力の増強だった。400シリーズバッテリープレートは、2つの標準D-Tapを搭載し、2ピンLEMOコネクターにアップグレード可能な2つの交換可能な補助出力を備え、このニーズに対応している。各補助出力は最大5A、合計8Aで、両方とも可逆性がある。プレートはキヤノン製バッテリーとのホットスワップが可能だが、GMP400にはより短いキヤノン製A30/A30Nバッテリーが必要となる。VMP400とGMP400は共通のリアケースを備えており、400シリーズ変換キットを使用してフェースプレートを交換することで、Vマウントとゴールドマウントの変換が可能となる。
バッテリープレートは、C400にM4キャプティブネジで取り付けられ、薄型のXLRでカメラに電源を供給する。プレートはアルミニウム製で、上面が凹状になっているため、バッテリープレートを取り外す際にカメラのトップハンドルが邪魔になることはない。
400シリーズのバッテリープレートは、C300mkIIIおよびC500mkIIカメラで使用できるが、キヤノンのバッテリーを収容するにはやや低すぎる。バッテリーのホットスワップが必要な場合は、垂直オフセットプレート(VOP)を使用してプレートを適切な高さに引き上げる。逆に、オリジナルのFull Frame Camera Co.のプレートもC400で使用できるが、カメラ上部の高い位置に設置される。よりスリムな外観を好む場合は、VOPを使用して旧型のバッテリープレートを低く設置する(Canonのバッテリーでホットスワップを行うことも可能)。
仕様
- 寸法(コア):VMP400:66x80x24mm / 2.6×3.2×0.9インチ、GMP400:66x82x29mm / 2.6×3.2×1.1インチ。
- 最大寸法:VMP400:72x82x33mm / 2.8×3.2×1.3インチ、GMP400:66x93x29mm / 2.6×3.7×1.1インチ。
- 重量(DTap 2個付き):VMP400:192g / 6.8オンス、GMP400:173g / 6.1オンス
- 高品質アルミニウムの削り出し、陽極酸化処理、ステンレススチール製ハードウェアによる固定
- ロープロファイル4ピンXLR
- 2x Aux出力:DTapまたはLEMO 2ピン0B(ピン1はグラウンド)
- 無調整電圧、独立ヒューズ(各5A、合計最大8A）
- 手作業によるハンダ付けと組み立て、さらに梱包前に全ユニットを完全テスト
Minifabでは、カラーオプション(ツートンカラーを含む)によるバッテリーのカスタマイズや、名前やロゴのカスタムレーザー彫刻によるキットのパーソナライズも受けていr。
価格と発売時期
バッテリープレートは2つとも469ポンド/556ユーロで、LEMOは49ポンド/58ユーロが追加となる。垂直オフセットプレート(VOP)は39ポンド/46ユーロ、C400用変換キットは149ポンド/176ユーロ。特注のレーザー彫刻は25ポンド/29ユーロ、陽極酸化処理は75ポンド/89ユーロとなる。 すべてMinifabのウェブサイトで直接予約注文が可能で、今月末(9月)までには出荷される予定だ。
Minifabはソーシャルメディアのプラットフォームには参加していない。アレックスによると、それ自体がフルタイムの仕事になるからだ。しかし、より詳しい情報やニュースレターの購読はこちらから可能だ。
