カメラのリモートコントローラーはいろいろあるが、MIOPS MOBILEはスマートフォンを使って多くの撮影モードを可能にするカメラリモコン。BlueToothで接続し、スマートフォンの機能を最大限に活用してDSLRやミラーレスカメラを遠隔操作できる。
カメラをスマートフォンからリモートする製品は今までにも存在するが、高価だったり、機能的に今一つだったりで、これと言ったものが無かった。MIOPSはKickstarter上で提案されたカメラリモートで、アップルのOS上で動作する。機能的に充実している上に、価格も手頃なものとなっている。
MIOPS MOBILEの主な機能
動きや振動、あるいは音を感知してシャッターを切るモード
MOTIONモードでは、スマートフォンのカメラを利用して動きを検出し、リモートされているカメラのシャッターを切ることができる。被写体となる対象が動いたことを感知してシャッターを自動で切るので、常に監視している必要が無いし、カメラの近くにいる必要もない。野生動物が現れたら自動的にシャッターを切るといった使い方に最適。
MIOPS MOBILEはまた、振動を感知してシャッターを切ることもできる。これはスマートフォンのジャイロスコープを利用しており、スマートフォンに振動や動きがあると、それを検知してシャッターを切るというもの。ビデオにもあるように、バスケットボールのゴールポールにスマートフォンを固定しておくと、ゴールした振動を感知して、スラムダンクのショットが撮れると謳っている。
更に、スマートフォンのマイクロフォンを使うと、音を感知してシャッターを切るということもできる。
タイムラプス撮影
MIOPS MOBILEにはタイムラプス撮影機能もある。長時間露光のタイムラプスも可能で、99分の露光時間まで設定可能。例えば日没を撮る場合では、露光時間をBulb Ramping機能で登録しておくと、初めから終わりまでシームレスに露光時間を変えて撮影してくれる。HDR機能もあり、これはタイムラプス撮影でも使用可能で、ダイナミックレンジの広い映像が可能だ。
MIOPS MOBILEはスマートフォンのGPSを使ってシャッターを切るモードも備えている。これを使えば、例えば、ドライブ中に設定した場所でシャッターを切るということもできる。
シャッターコントロール
MIOPS MOBILEは従来の有線のリモートコントローラーでは真似のできない多彩な機能を持っており、6種類のモードが用意されている。スマートフォンの画面をタッチするだけでシャッターを切ることができ、必要な時間シャッターを開放にしておくこともできる。もちろんタイマーでシャッターを切ることも可能。様々な使い方ができるので、1台あると便利だろう。
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