Mitakonは富士フイルムGFXとハッセルブラッドXCDシステム用の手頃な価格の中判レンズを発表した。Mitakon Speedmaster 80mm F1.6は、9枚羽根絞りのマニュアルフォーカスレンズで、600ドル以下で販売されている。
Mitakonは中国企業ZhongYi傘下のブランドで、手頃な価格のマニュアルレンズを専門としている。今回は、Mitakon Speedmaster 80mm F1.6を紹介する。このレンズは、大口径で光量が少ない状況でも撮影でき、背景をぼかしたい人のためにボケ量も十分な万能レンズだ。その焦点距離(フルサイズ換算で約63mm)は、日常的な撮影や写真撮影の場面で汎用性の高い選択肢となる。
レンズの概要
スピードマスター80mm F1.6は77mmのフィルターネジを持ち、6群10枚の光学系を備えている。このレンズは色収差を最小化するために4枚のHRI(高屈折率)と1枚のUD(超低分散)を備えている。Mitakonは、その透明度とディテール描写の正確さにより、中判センサーの要求を満たすことを保証している。このレンズは丸みを帯びた9枚羽根のダイヤフラムを採用しており、大口径で撮影する際に拡散されたボケ描写をユーザーに提供する。
レンズは金属製で、重さはGFXバージョンが850g(1.87ポンド)、XCDバージョンが900g(1.98ポンド)である。また、収納可能なレンズフードが内蔵されており、私のようにフードをいつもバッグの中で紛失してしまう人には便利だ。
Mitakon Speedmaster 80mm F1.6のスペック
- 焦点距離:80mm
- 絞り値 最大: f/1.6、最小: f/22
- カメラマウント 富士フイルムG、ハッセルブラッドXCD
- フォーマット互換性 中判フォーマット
- 画角 38.5°
- 最大倍率 0.26x
- 最短撮影距離 50cm(19.6インチ)
- レンズ構成: 6群10枚
- 絞り羽根: 9
- フィルター径:77mm
- サイズ(DxL): 83×83.2mm
- 重量 GFX: 850g(1.87ポンド) XCD:900g(1.98ポンド)
価格と発売時期
Mitakon Speedmaster 80mm F1.6は、富士フイルムGFXとハッセルブラッドXCDシステム用に599ドルで注文可能だ。