MomentはiPhone用のアナモフィックアダプターで有名だが、同社はKickstarterにDJIドローン用のMoment Airを発表した。これらは一連の製品群で、1.33xアナモルフィックレンズアダプター、NDおよびCPLフィルター、そしてMomentレンズと互換性のあるスリムなiPhoneケースで構成されている。 DJI のドローン、Mavic 2 ProおよびMavic 2 Zoomに対応している。
アナモフィックレンズ
この1.33xアナモフィックアダプターは、スクイーズ解除後に2.40:1のシネマスコープアスペクト比になる。また水平方向のフレアも出る。前面のレンズにはさまざまなコーティングが施されているため、色収差は最小限に抑えられている。
ドローン用アナモルフィックレンズは、「Lock and Balance」マウントシステムと呼ばれる特別なケージを使用してDJI Mavic 2 Pro / Zoomの前面に取り付けることができる。片側にレンズ、もう一方にカウンターウェイトが付いたケージで、ドローンのカメラジンバルバランスに影響を与えない。このアダプターは、高品質レンズと超軽量の複合ハウジングを使用しており、レンズの総重量は50g以下に抑えられている。
更に、レンズの前に、Moment Airlight NDやCPLフィルターを取り付けることができる。
ドローン用Airlightフィルター
Airlightドローン用フィルターは、軽量のCPLおよびNDフィルターで、航空宇宙グレードのアルミニウム製。DJI Mavic 2 Pro / Zoomドローンで使用できるフィルターとしては最も軽量なものだ。フィルターはカメラの前面に直接固定される。
同社はこれらのフィルターはシネマグレードのレンズを使用することで、「滑らかで鮮明な、色に中立的なイメージ」を実現できると述べている。また、Airlightドローン用フィルターは、フロントレンズに特殊なコーティングが施されているため、疎水性、耐スクラッチ性、反射防止性、色補正性がある。
超薄型iPhone用ケース
Ultra Thin Photo Caseは、iPhone XR / XS / XS Max用のケース。ケースの重さはわずか12グラムで、厚さは0.75mmと超薄型にできている。ドローンコントローラー用としては最も薄いケースの1つだ。他のiPhoneケースでは、DJIコントローラにiPhoneを装着する度に取り外す必要があるが、このケースは超薄型なのでその必要がない。ケーブルやマイク、ライトを簡単に接続できるように、ケースの下部には隙間が用意されている。
ケースの裏側にはMシリーズマウントがあり、MomentレンズをUltra Thin Photo Caseに直接取り付けることができる。ケースはガラスブレンドポリカーボネートコンポジット+ TPU製。
価格と出荷時期
ドローンアナモフィックレンズは199ドル、Airlightドローンフィルターは99ドル、そして超薄型iPhoneケースは25ドルとなっている。 これらの製品はすべて11月に出荷される予定。
Momentはクラウドファンディングキャンペーンを利用しているが、Moment Airの製品は既に完成しているようだ。しかし、Kickstarterはクラウドファンディングプラットフォームなので、プロジェクトを支援する場合は一定のリスクがあることを知っておいていただきたい。
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