
Motorized Precisionは、正確で再現性のあるモーションコントロール用に設計されたコンパクトなCinebot、EVOを発表した。1万ドル以下の価格設定で、プログラミング可能なカメラの動きを必要とする映画制作者、映像クリエイターを対象としたもので、大型のシステムに代わる軽量化が図られている。EVOはNAB 2025でデビューする予定。
オレゴン州ポートランドに拠点を置くMotorized Precisionは、映画、放送、コンテンツ制作向けのモーションコントロールソリューションを専門としている。同社の製品ラインナップには、シネマロボット、モデルムーバー、ソフトウェアなどがあり、EVOは同社の製品ラインナップに追加された最新製品で、より手頃でポータブルな精密カメラモーションが可能となる。
EVOの主な機能
EVOの実際の動作はNABで確認できるが、同社は、EVOはコンパクトで持ち運び可能なシステムであり、セットアップも簡単であると説明している。EVOは、正確性でスムーズなカメラの自動動作を実現するよう設計されている。従来のシステムと比較すると、EVOは低価格でありながら、さまざまな制作ニーズに対応できる汎用性を備えている。
仕様は以下の通り。
- 耐荷重:最大5kg
- 最大高さ(Z軸最大):1.2メートル
- 最大リーチ(中心から):0.85メートル
- 撮影速度: 2メートル/秒
- 最大ジョイント速度: 180°/秒
- 繰り返し精度: ± 0.02ミリメートル
- 電源要件: 単相110V(110Vのバッテリーパックで動作可能)
- 素材: アルミニウムおよびカーボンファイバー

価格と発売時期
EVOは2025年のNABで実働品が展示される。2025年3月31日より、必要なソフトウェアを除き、9,999ドルで予約注文を受け付ける。同社のウェブサイトにはまだ情報が掲載されていないが、詳細と仕様についてはこちらの発表をご覧ください。