このRFマウント変換キットを使用すると、フジノンMK 18-55mmT2.9とMK50-135T2.9ズームレンズをRED KomodoやキヤノンC70で使用することができる。
キヤノンRFマウントは将来的に有望なマウントと思われるが、RFレンズは非常に高価で、また多くのユーザーはまだEFやEマウントレンズを多く所有している。一方、人気のフジノンMKシネズームはマイクロフォーサーズ(MFT)かEマウントしかない。(最近、DuclosがRFマウントバージョンも発表した)。
そこでMTF ServicesはフジノンMKシネズームレンズ用のRFマウント変換キットをリリースした。これにより、フジノンMKレンズを、KOMODOやキヤノンのRFマウントカメラで使用することができる。
MTF ServicesのRFマウントコンバージョンキット
フジノンMKシネズームはSuper35mmセンサーをカバーし、RED KomodoやキヤノンC70もSuper35mmセンサーを搭載している。
MTF ServicesのRFマウントコンバージョンキットは、これらのレンズを、これらのカメラで使用できるようにする。RFマウントコンバージョンキットは、交換用カラー、MTFステンレス鋼RFマウント、ライトバッフルの3つのパーツで構成されており、固定用ネジとフィッティングリアレンズキャップも付属している。
マウント交換は必ずしも簡単ではないため、認定エンジニアが行う。交換後も元に戻すことは可能だが、頻繁に交換することは、摩耗のために推奨されていない。
RFマウントへ交換後もすべて機能し、MKズームレンズのマクロモードと同様に、既存のバックフォーカス調整は引き続き可能だ。滑らかなボケ、パーフォーカル機能、実質的なゼロブリージングなど、すべての機能に変わりはない。
RED Komodoの17:9モードでの制限
ただし、注意点の1つは、MKズームレンズは16:9モードでは問題ないが、RED Komodoの17:9モードでは少し問題が出る。 MK 50-135 T2.9は、焦点距離が20mm以下になるまで問題はなく、MK 18-55T2.9も問題ない。しかしそれ以下では、絞りを閉じるとコーナーシェーディングが発生する。参考のために次のチャートをチェックいただきたい。
In short, if you’re shooting at a focal length of 21mm and above and/or at an aperture of T8 or faster and you’re good to go.
価格と発売時期
MTF Services RFマウントコンバージョンキットは325ポンド(+ VAT)で販売されるが、期間限定で275ポンド(+ VAT)の割引価格で入手できる。 MTF Servicesは、英国のオフィスでインストールを実施している。詳細については、同社のWebサイトを確認いただきたい。
なお、フジノンMKからライカLマウントへのコンバージョンキットも用意されている。 MTFのすべてのコンバージョンキットとアダプターについては、こちら。
Links: MTF website