中国のメーカーNANLITEは、コンパクトなForza 60C LEDライトの新バージョン、Forza 60CRを発表した。この88WフルカラーRGBLACライトは、60Cと同様の機能を持ちながら、LumenRadio CRMXワイヤレスコントロール機能を内蔵している。
コンパクトなNANLITE Forza 60Cは2022年5月に発売された(レビューはこちら:英語)。NANLITEは約2年後、ようやくForza 60CRという最新バージョンを発表した。
NANLITE Forza 60CR – 特徴
従来のForza 60Cを使ったことがあれば、Forza 60CRの操作性は違和感がないだろう。実際、以下のように、ほぼすべての機能が類似している:
- RGBLACスポットライト、出力88W、1m/3ftで約12.810ルクス。
- CCT範囲: 1800K~20.000K、グリーンとマゼンタは±100で調整可能。
- CRIは96、TLCIは95、TM30 Rgは100、TM30 Rfは93。
- HSI、RGBW、XY座標を含む複数のカラーモード。
- パラメータを調整できる15種類の照明効果を内蔵。
- ライティングモディファイヤーを取り付けるためのFMマウントを備えているが、ボーエンスマウントアダプターも付属。
- サイズは8.8 x 4.3 x 3.4″ / 22.4 x 10.9 x 8.6cm、重量は1.8ポンド/0.8kg。
- Forza 60CRは、付属の電源アダプター、バッテリーグリップ付きVマウントバッテリー、ソニーNP-Fバッテリーで使用可能。
NANLITE Forza 60CRは、外装と内装の大部分を見る限り、Forza 60Cとまったく同じだが、以下の点が異なっている。
LumenRadio CRMXコントロール
Forza 60Cと新しい60CRの違いは、新たに内蔵されたLumenRadio CRMXコントローラーにある。もちろん、オンボードコントロール、Nanlinkアプリ、リモートコントローラー、DMX/RDMでもコントロールできる。しかし撮影現場で複数のLED照明機器をワイヤレスでコントロールする場合、スタジオやオペレーターによってはLumenRadio CRMXの機能は大きな意味を持つだろう。
価格と発売時期
NANLITE Forza 60CRは現在699ドルで販売されており、これはリリース時の60Cと同じだ。このライトは、AC電源アダプター、ボーエンスマウントアダプター、FMマウントリフレクター、Vマウントバッテリーグリップと一緒にキャリングケースに入って出荷される。
さらにNANLITEは、Forza 60Cを「認定サービスセンターで有償のハードウェアアップグレードを行うことで、60CRにアップグレードできるとしている。
詳細については、こちらのNANLITEのウェブサイトをご覧ください。