サンフランシスコにある周辺機器メーカーフィルムパワー(Film Power)は、新しいシングルハンドヘルドジンバルスタビライザー、Nebula 5100を発表した。 Nebula 5100 3軸ジンバルは新しい高トルクモータを搭載し、バランシング不要、長いバッテリー持続時間、ケーブルレス設計、3軸すべての360°無制限回転を実現している。
ピストルグリップスタイルのハンドヘルドジンバルは、今日、ますます人気が高まっている。従来のクロスバージンバルに比べて、安定した動作と小型化が可能なのが主な理由だ。
今回発表されたNebula 5100は最新の技術を搭載したジンバルで、ハンドル内にバッテリーを収納するシンプルなデザインを継続している。
Nebula 5100の主な改良点
- 3軸全てにエンコーダを内蔵した新世代のモーターを採用
- 高いトルクによりバランシング不要、8〜10時間のバッテリ寿命
- すべての回転軸は360°無制限回転
- ワンプッシュで正面を向き、ワンプッシュで記録開始
- バッテリーを取り外す必要のないダイレクトチャージ
最大耐荷重は以前のNebula同様、2.5kgまで。ほとんどのミラーレスカメラなどの小型カメラを取り付けることができる。
また、新たにケーブルレス設計を採用しており、内部配線により360°の無制限回転が可能になった。
360°のチルト回転もできるが、自分やジンバルを撮影することは殆ど無いのであまり意味が無いかもしれないが、この技術により標準モードとアンダースラングモード(カメラが下側でグリップが上になる位置)に移行するときにも、一定の方向を向いたままになるので、例えば頭上から足元へ移動する場合にも、連続したショットが撮影できる。
Nebula 5100にはエンコーダ内蔵の新世代モーターが搭載されており、高いトルクを持つためバランシングを必要としないと謳われている。ただ、おそらく、バランスが取れた状態に比べると、手ぶれ補正のマージンは大幅に減少するだろう。よりバランスのとれたジンバルは、そうでないものに比べると、より安定性のある動きを見せるからだ。
いずれにしても、トルクの増加によりジンバルを多少ラフに操作しても柔軟に対応することができるのは大きなアドバンテージだ。これにより、パンやチルトに関しても、微妙な操作が可能になる。
従来の同社のシングルハンドジンバル同様、ジョイスティックでパン、チルトがコントロールできる。また、クイックリリースプレートとキャリーケースも付属する。
新しくなったバッテリーは8〜10時間持続する。充電はハンドルに設けられた充電ポートから行えるようになっており、バッテリーを取り外す必要がない。もちろんバッテリーは着脱できるので、バッテリーを交換して撮影を続けることが可能だ。
Nebula 5100は現在予約が可能で、予約受付期間は3月31日まで。価格は$759となっており、出荷は3月15日となっている。
フィルムパワーのNebula 5100 Webページはこちら。